reborn ページ15
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「もちろんっ、今日は夕飯も作ってあげるから」
「？タケミチは大丈夫なの？」
「それがね、今日はイヌピーくんの所に泊まりらしいの」
Aはすこし不機嫌そうな顔でため息をついた、弟の姉離れが少々早すぎる気がしてやまないそうだ。
「じゃ、じゃあ、Aさん今日は泊まっていったら？」
ね、兄貴。と柚葉が大寿をふりかえってそう言う、うとうととしだした大寿はそのままこくっとうなずき、そうしろ。とAに言った
「え、でも流石に迷惑…」
「Aちゃん、たまには俺らとも一緒に居よ？」
「っ……う、うん。…じゃあ今日だけよ？」
Aは軽く微笑んでそういった、大寿や柚葉もそれとなしに口角を上げ、八戒はにっこりと笑ってAを抱きしめる力を強めた。
「あ、大ちゃん、寝るならベッドで寝なくちゃ」
「あ？…平気だ、ここで仮眠する」
「だーめ、…ほら、いこ？」
少し時間が経った頃、八戒も己のやることをし始め、柚葉と共に学校の宿題か何かを解き始めた。
最近成長期が来たらしい大寿はぐんぐんと背が伸び、いつの間にかAよりも大きくなっていた
そのせいで余計周りにビビられているのであるが。
Aはお世辞にも大きいとは言えない身長である、弟のタケミチですらそこまで大きくならないのだから
Aはソファに座り、大寿に膝枕をしていた、もちろん大寿が命令したわけであるが
「…髪を染めようと思うんだが」
「？そっか？」
「お前と同じにしたい」
「っ…！も、もちろん、…まえの、やつね」
Aは大寿の可愛らしい言葉に顔を赤らめた、普段ツンケンとした態度をとってくるあの大寿が！己と同じ髪を指名するとは！！
「いいと思うよ。大寿はなんでも似合うから…」
するするとAは大寿の黒髪を手ぐしで梳かした、大寿はその言葉に耳を少し赤くし、目をそらす。
「……こら、寝ちゃダメだって」
「Aさん、兄貴と寝てやってよ」
「…え？」
柚葉はニヤニヤと笑いながらそう言ってくる、Aは首を傾げるが柚葉はもう一度告げる
「そこで寝たら体壊すからさ、兄貴の安眠のためにも付き添ってやって」
「兄貴うらやまし…」
「…わかった！じゃ、いこう大ちゃん」
Aはそう言って大寿を起こし、立ち上がって大寿の手を引いた
本来この男はこんなことさせる器ではない、というのは八戒も柚葉も知っている
「「(相当だな…)」」
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Niar(プロフ) - 時系列もわかりやすくてすっごく面白い！応援しています✨✨ (4月17日 16時) (
レス) @page20 id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とっても面白かったです(*´﹃｀*)続きが気になります！応援してます！ (2023年2月8日 6時) (レス) @page37 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2023年2月5日 6時) (レス) @page37 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ノア - やばいこの小説好き…更新待ってます！！ (2023年1月8日 18時) (レス) @page37 id: 4e46d58fa8 (このIDを非表示/違反報告)
かばおまん。 - 更新まってます！夢主のポジションいいですね (2022年7月25日 12時) (レス) @page37 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2021年6月28日 1時
