【闇AU】われらが闇えーゆーず！

ねぼすけmurder ページ6

『murder！夕飯だよ！』



「……」





困った、murderは無理やり起こすと怒るんだよな…もう抱っこで連れて言っちゃう？
あ！それいいかも！


murderをひょいと毛布ごと抱き上げてドアを魔法で開ける
やっぱ骨だから軽いんだなぁ
murderも寝てたら可愛いのに……兄弟の悪夢なんて見てないといいな




「……Papyrus…？」




『！！？』



ね、寝ぼけてる……？いま僕のことPapyrusって言ったよね？どうだろう……うん、やっぱり僕の事だ。


「Papyrus、…Papyrus。

ごめんな、ごめん。」



僕はそんなmurderを力強く抱きしめる。
大丈夫だよ。大丈夫だ、Sans。って
彼の本当の名前で彼の頭を撫でる


そうしてやるとにっこり笑って僕の頭を撫でてくれた
やっぱりこんなでもお兄ちゃんなんだな…







『……murder、夕飯だよ』


「…ん、……あぁ……」


階段を降りきってソファにmurderを寝かせてからもう一度そう声をかける
なんとか目を覚ましてくれたmurderにおはようと声をかけると小さく…はよ。と帰ってきたので今日は機嫌悪くないみたい






「今日なんだ？」


『カレー！僕とhorrorも手伝った！』


「へー、そりゃ楽しみだな」




そう言ったmurderは食事のためにソファを立ち上がりいつも他の席に着いた



『killerは何してる？』


「多分なんもしてねぇ、

そろそろ降りてくるだろ」


murderがそう言ったので信じることにする
nightmareも多分そろそろ降りてくるし、もう大丈夫かな




「今日ハ機嫌がイいんだな？」



「あぁ…なんかいい夢見たんだよ。

何年ぶりだろうな」


『！』





いい夢か、良かったなぁ。いっつも悪夢しか見ないmurderがいい夢見るなんていい事だ！
なんでだろう。……ま、特に意味は無いのかな






『あっ！killer、nightmare！早く早く！』



「おう」


「ちょーっとまって！」



そう言ったkillerは階段を飛ばし飛ばしでAの横の席に座った
いつもAはnightmareとkillerに挟まれて座っているのだ



「A、ごめん運ぶの手伝って」


『りょーかい！』



椅子から立ったAは即座にキッチンに向かい人数分のカレーライスを運んだ

「ありがとな」


『お易い御用だね』



にへっとわらうAの頭をCrossはぐっと撫で回した


「さ、食べましょ」





誰からともなくぱちんと手を合わせてスプーンを持つ
僕は何気この時間が好きだったりするんだ。






そんななんともない夕飯の話。

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