ご ページ6
「ありぃー、また会っちったねェ、
昨日ぶり、サトシくん」
Aは口にしていたオレンジジュースを離して目を細め、呆れたようにこちらを見つめる智司に笑いかけた。
「隣のニーチャンは…サガラっつったっけ??」
「おーおー、よく覚えてたな」
相良は相も変わらずヘラヘラとしながらAに返事をしてみせる
対するAもニコニコと屈託の無い笑みを見せている
「お前らガンたれてんじゃねぇよ…」
智司は呆れたように2人を制した。
その通り、2人はニコニコとしながら目は笑っておらず、ずっとメンチ切っていたのである
2人は智司の言葉を合図に警戒を解き、ふっ、と軽く笑った
「ヒャハハ…ま、よろしく頼むぜ。
ナンコーの狂犬さんよ」
「そりゃあこっちのセリフだヨ
アケヒサの狂犬さん」
先程収まった空気感が復活してきているのを感じて智司はもう一度大きなため息をついた。
引っ越してきてそうそう、Aに付けられたあだ名は【軟高の狂犬】である。
まるで相良と対峙でもさせるようなあだ名をAは気に入っていた。
「ま、よそ者はよそ者らしくさせて貰うヨ」
Aは相良に向かって手のひらを向けた、相良も直ぐにその意図を感じ取って手を握り返す。
「オウ、よろしくなァ」
本日三度目のため息を吐いた智司はもう諦めて歩き出すのであった
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.*桜餅*.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - 面白いです!作者様のペースで良いので更新待ってます! (2020年9月7日 18時) (レス) id: 8cd8f5d021 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 夢主と中野誠(アニメの方にしか居ない人だけど)が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年7月23日 7時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Strawberry | 作成日時:2020年7月22日 7時