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よん ページ5

「厄介事はゴメンだ…逃げるぞ!!」



「ッ!!?


おいコラ!誰に許可得て持ち上げてんだこのウニ頭!!!」





Aの細い体を軽々と抱き上げた伊藤は開久の迎え撃つ方向とは逆に向かって走り出した、それは己の通う学校、軟葉高校である。
Aがじたばたと暴れるが、伊藤にその焦りまくった一撃一撃は微塵もきいていないらしくAの顔はどんどん不機嫌そのものに変わっていく。




「頼むからアイツらと関わるのはやめろ!」




「あのニーチャンそんなにやばいのかよ?」



「開久のNo.2、んでもって隣にいたデカブツが番張ってる片桐智司だ!!

俺は忠告したからな!」





ふうん、と呑気に返事を返すAはもう抵抗する気力をなくし、されるがままに運ばれている。
いよいよ軟高につこうという所でAはするりと伊伊藤での中を抜け出して地面に足をつけた




「アタシはどちらかと言うと厄介事が好きなんだけケドねェ」




舌なめずりをしながらそういったAに対して伊藤は溜息をつき、手を引いて高校の中へと戻っていくのであった。









「……お前…」



「んーと。

カタギリ…サトシくんかな?」






高校へ戻り、なんと真面目に授業を受けたAは誰と話すことも無くまるで猫のように素早く学校の外へと出た。
伊藤真司が己を探していたのは見なかったことにしておこうと思う。








「まっ、よろしくネェ」



「よろしくするつもりはねェよ」



「ひゅー、まあまあ、落ち着けってサトシくん」






Aのヘラヘラと笑う様になにか親近感を覚えた智司は眉を少ししかめた。
そうだ、相良である。まるで行動が瓜二つだ、






「んじゃ、アタシ別に喧嘩売りにきた訳ジャないからサ」




ぴょんぴょんとまるで猫のような軽い足取りでAは智司の前から消え去る。
それと同時に手のひらをひらひらと振り、結局智司が目をそらすまで手を軽く振っていた。







✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

だいたいドラマで言う5くらいだと思っておいてください

しかしオリジナルが続きます

ご→←さん



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.*桜餅*.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - 面白いです!作者様のペースで良いので更新待ってます! (2020年9月7日 18時) (レス) id: 8cd8f5d021 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 夢主と中野誠(アニメの方にしか居ない人だけど)が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年7月23日 7時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Strawberry | 作成日時:2020年7月22日 7時

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