にじゅうしち ページ30
『…ねェ、アレ、マジで何してんの？』
「うん…と、それは…ちょっとやりすぎなのでは…」
わっしょいわっしょいとうるさい中庭にA、理子は来ていた
Aは面白そうに口角を上げ、理子は呆れたようにため息をついた。
『まァまァ、落ち着けって理子チャ「こらァ〜〜！！！！」…あ“？』
「中庭で神輿なんて聞いたことねぇぞ！！」
「落ち着いて！A！！」
スグ感情的になるのは良くないワヨ！と今度は理子がAを引き止める。
Aは感情の起伏が激しいため、あまり気に触れるようなことはしてはならないのだが。
さきほどAの声をさえぎったのは生徒指導教育実習の、元ヤクザである剛田であった。
そのあとから続いてきたのは坂本先生である。
「剛田先生、彼らは良かれと思って椋木先生を」
「ありえない！」
「てめぇ、なんなんだよ…」
神輿をゆっくりとおろした三橋は目の前に立つ剛田を下から睨みつける。
そして「こっちは椋木先生にやれと言われてやっている」的なことを言ってしまう。
「うん、やれとは言ってないかな」
「言ってたよ？神輿に乗りたいってもう、顔が言ってた」
「どんな顔？神輿に乗りたい顔ってどんな顔？」
またもや茶番を始めるふたりに剛田は痺れを切らす。
そしてそれとAの理性がﾌﾟｯﾂﾝなるのもほぼ同時であった。
「あっ、A！！大変、伊藤ちゃん止めて！」
「やかましい！！」
『それはテメェだこのジジィ…っ！！』
剛田が椋木に殴り掛かり、三橋がそれを頬で受け止める。
そしてその直後Aが剛田に飛びかかろうとするのを伊藤がストップさせた。
「落ち着けって、どうどう」
「俺は椋木先生の下僕なんだよ…」
『ぶっ潰してやんねェと気がすまねぇ！！』
キャンキャンと暴れるAをどうにか抑えて伊藤は頬を殴られた三橋に近寄る。
理子も焦った様子で三橋に走りよった。、
「三ちゃん！大丈夫？
先生！暴力反対です！」
「赤坂くん、ごめんね。
剛田先生今日が初めてで…やり方をちょっと探っている状態なんだ…」
すると剛田が辺りに向かって吠える。
「俺に逆らうやつは容赦しねぇし！坂本先生に逆らったら。
殺〜〜す！！！」
しかし当の本人である坂本は「えっ！」と困惑した様子である。
分かったか！！！と剛田が叫び、全員が姿勢を整えて「はい！」と叫んだ
……そこで、やっと落ち着いたAが呟いた
『……あ？』
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.＊桜餅＊.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - 面白いです！作者様のペースで良いので更新待ってます！ (2020年9月7日 18時) (
レス) id: 8cd8f5d021 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 夢主と中野誠(アニメの方にしか居ない人だけど)が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年7月23日 7時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2020年7月22日 7時
