にじゅうろく ページ29
「それじゃ分かんねぇよ」
「俺と親父の男の約束じゃ」
へぇ、と興味なさげにAが相槌を打つ、先程までは興味津々だったAも三橋の意味のわからない説明に痺れを切らしていた。
「1週間限定の召使い、やり切ってみせる!」
「すごいわ、三ちゃん。
生徒が先生を敬うことはいい事だし。1週間限定とは言わずずっとやってあげなよ」
『げ、それは少しとち狂ってるナ』
「その通りだぜ!ざけんな!あんなおかしなホクロがおかしな場所にある金八もどき。
なんで俺があんなやつの召使いにならなきゃ行かんのじゃ」
「もう、Aまで!
あそこにほくろがついてるのは先生のせいじゃ無いでしょ?」
『でもまぁ、そこまで言われるとあんたの親父が急に頼んできた理由も知りてぇナ』
俺も俺も、と伊藤がAの言葉に乗っかる。
しかし三橋の口から出るのは「知らねぇ」の一言のみ。
それを聞く度伊藤とAの顔がしかめられて行く
「!!
よく知らないで受けたねこんな屈辱的な仕事!」
「ふっふっふっ、デカいんだよ。今回の見返りは」
「え!見返りのためにやってんの?
全然男の約束じゃないじゃない!」
『まァまァ、んで、見返りは?』
そちらの方が気になったAはニヤニヤしながら三橋に尋ねる。
三橋もニヤッと笑って小声でAに耳打ちした。
「聖子ちゃんの写真集じゃ」
『!!お前…』
たまには良い交渉するじゃねぇの。とAは三橋とぐっと握手をした。
すると肩を落とした理子に三橋が振り返る
「理子、おめぇも見返りくれたら何でもしてやるぞ」
「えっ?何が欲しいの?」
「おっ〇い、触らせて」
妙にキラーんと効果音の着いた三橋のキメ顔は見事に理子によって殴り飛ばされ、鼻血を出した三橋を置いて理子はそのまま怒って屋上を出ていってしまう
「『お前、バカだな』」
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.*桜餅*.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - 面白いです!作者様のペースで良いので更新待ってます! (2020年9月7日 18時) (レス) id: 8cd8f5d021 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 夢主と中野誠(アニメの方にしか居ない人だけど)が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年7月23日 7時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Strawberry | 作成日時:2020年7月22日 7時