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◇
「ッてことで！仲間になったAだ！」
「…悪い、その、場違いなのは分かってるんだけど…」
バツが悪そうに頬をかいたA、突然の美女に倒れるサンジ、楽しそうに笑うロビン。恐ろしがってゾロの足元に隠れるチョッパー、怪訝そうに見つめるナミやウソップ、ゾロ。Aを睨むフランキー、なにがなんだかわからないブルック…しかしまぁ船長の決定に逆らうような人間は居ないわけで、Aはあっさりと仲間入りされてしまった。
まるで友達が乗ってきたかのようにロビンはAに近づき、船を案内するわ。と手を引いた
「ちょ、っ、待て！…なぜお前は私を危険視しない？もし裏切ったらどうするとか、思わないのか？」
現にそこの剣士と航海士は私を疑ってる。とAがそう呟くとロビンは驚いたような顔をして目を見開き、肩から力を抜いてふっ、と笑った。
「アナタ、本気を出せばこの船ごと沈められるでしょ？」
「……」
「でもそうしない、それに私を見逃してルフィまで助けたお人好しを疑うほど、私は人間不信じゃないわ。」
「…内通者とか、思わないのか」
「思わないわ、そんなことするより私たちの首を差し出した方が早いじゃない」
ロビンにそこまで言われてAは眉間に皺を寄せ、肩を竦めた。何故ここまで懐かれているのかは理解したくもないが、まぁ敵視されないならなんでもいいだろう。
「…案内、お願いしてもいい？」
「任せてちょうだい」
「ふふ、こうしてるとルッチが小さい頃を思い出すわ。あんなふてぶてしい子でも大人ぶりたい時期があってね……ぁ、ルッチに連絡してない。」
Aがやっと思い出したようにそう言うと、先程までAを怪訝そうに見つめていたナミがはぁ？と首を傾げた。
「知らないの？アナタ懸賞金掛けられてるわよ」
「えﾞっ！！？……ほ、本当…知らなかった…」
「しかもALIVE ONLY、多方ロブ・ルッチが探しているんでしょう」
「…あら…」
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作者名：Strawberry | 作成日時：2023年1月16日 0時
