【ﾜﾝﾋﾟｰｽ】まぁ姪と甥が可愛いからなんでもいいかな (ページ19)

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「覚えてるに決まってんだろ、あの島でいちばん優秀だったし」
「当然です。あなたに選ばれるために生きていましたから」
「…あ、そう」

真っ直ぐな瞳でそう言われてしまえばスパンダムも少しだけ頬を赤く染めて下を向いた。
先程まで怒りで顔を赤くしていた女はAからの視線に顔を青く変化させ、すたこらと消えていってしまった。

「洗脳だって、俺はスパンダムさんにされるなら洗脳でもなんでも嬉しいのに」
「……俺のせい？こいつがこんなに擦れたのは俺のせい？」

人知れずスパンダムはそう呟き、地獄耳のカクとジャブラが小さく、それはもう小さく頷いた。
まぁAは焦れに焦らされすぎてストッパーを落としてきてしまったのだ。普通にバカだ。

「くっ、くくくっ…そう考えると俺って幸せ者です！ねぇ、スパンダムさん！」
「分かった！気持ちはわかったから下ろせ！！回りみろ！恥ずかしいんだよ！」

なんでいい歳したババアがイケメンに抱き上げられてグルグル回されなきゃならねぇんだ？？

「あれって…」
「えぇ、確かCP0の総監…」
「あの腕の中にいるのは？」
「確か…元CP9長官のスパンダムだ」

「あぁスパンダムさん、俺生きててよかった！」
「マジでお前そんなキャラだっけ？？とりあえず下ろして！マジ！」
「楽しいなぁ、スパンダムさんを妻として紹介できるなんて。前は俺が部下として紹介される側で、周りのご婦人方が羨ましくて仕方なかった…」
「…あぁ、そう」
「だから俺は嬉しい、堂々と貴女の隣に居れる事が。貴方の殺戮兵器だと胸を張れることが。」