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「失礼します」
「よく帰った！で、お前に聞きてぇことがあるんだが」
「……はい？」
Aが片手にしている報告書には目も向けず、スパンダムがニヤリと笑いながら立ち上がった。
Aは不思議そうに首を傾げてスパンダムを見つめていた
「お前さぁ」
「……」
「俺が好きなんだろ、……なぁ？最高傑作よ」
「…は、……い？」
Aは少しだけ目を見開き、スパンダムを見つめ返していた。その反応はほとんど肯定と言っても過言では無いものだった。
ジャブラがAの様子を横目に頭を抑える
「…何故？」
「さぁなぁ！俺の勘だよ、勘！！」
「……もしそうだったとして、どうしますか？」
私を処分しますか？とAが淡々と尋ねた。しかしその質問をスパンダムは鼻で笑い、口元に手をやって話し出した。
「お前、俺と夫婦になれ」
「……はあ…」
「テメェなに納得できねぇみたいな顔してんだ！！悪くねぇ話だろ？お前は俺と契約と言えど夫婦関係になれるし、俺はお前に守られる大義名分ができる。」
なぁ！悪くねぇだろ？とスパンダムが笑えばAが目を細めさせて目尻を上げた。
ジャブラはそんな顔のAをみて冷や汗を垂らし、眉間に皺を寄せていた。
「(ありゃ……長官死ぬな…)」
「……そうですね、悪い条件じゃなさそうです。でも」
Aがそう呟いて姿を消した。その先はスパンダムの目の前。
スパンダムは突然剃をつかって現れた部下に目を見開いて後ろへ椅子を引いた
「ぎゃーーっ！！なんだお前！」
「こちらの条件も飲んでいただけるならば、その提案を受けましょう」
「あ？条件？」
「指輪は貴方が用意してください、部屋も同室にしましょう」
「……？あ、あぁ、別にそのくれぇなら…」
「……ふふ、楽しみですね。スパンダムさん」
ニコリと笑ってAがそう言った。久しぶりに呼ばれたその名前にスパンダムが目を見開く
そしてやっと事の重大さに気づいた、いや、気づいてしまった。
「子供の名前はどうしましょうか」
「は、……え、は？」
「ねぇ、スパンダムさん。こんな形であろうとやっと私の思いが伝わって嬉しいです、楽しみにしていますね。長官」
鼻歌でも歌いそうな勢いでスパンダムから体を離し、Aが退出した。
それをジャブラがジト目で見つめていた
「だから言っただ狼牙！」
「いや！あんなに重いとは聞いてねぇ！！」
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Strawberry(プロフ) - ムムさん» ありがとうございます！そうなんですめちゃくちゃにマイナーなんですよもうパンダの嫌われ具合無くせるようなくせ強夢主が居ればいいかなってルチ姉出来ました…更新頑張ります！ (2022年10月12日 7時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ムム(プロフ) - スパンダムは超嫌いだけどマイナーすぎるから逆に気になって読んでみたらすごい面白かったです…夢主ちゃんの愛が押し潰す勢いで重くて最高です！！！更新楽しみにしてます！！！ (2022年10月12日 5時) (レス) @page40 id: 24f0804e56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年9月19日 15時
