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ただそれもAの持ち前の圧倒的カリスマ、そしてCPきってのシスコンであり、この度サイファーポールイージスゼロ総監への任命が決まったルッチの説得により覆されたのだが。
実の所、総監となるのはAのはずであったが元来海軍嫌いのAはその昇進を蹴り、ルッチの補佐役、いわゆる副総監に任命されていた。つまりルッチまでとは行かぬとも権力を振りかざすことは可能である
「ほ、本当ですか？」
「……お前、元々俺を殺しに来たんじゃねぇのかよ」
何故か焦ったようなAの言動に捕食される側のスパンダムが落ち着いてしまった。
目の前の白猫は落ち着かない様子でスパンダムを見つめていた。
「……指輪は、プラチナで…そこにアメジストを埋め込みましょう。貴方の色だ。」
Aはそう言って優しくスパンダムの手を取り、微笑んだ。その顔には心底「嬉しい」と書いてあるようで、逆にスパンダムが面食らったような顔になった。
「……お前、俺のことほんとに好きなの？」
「…えぇ、10の頃から、ずっとお慕いしています」
今度は楽しそうに笑ったA、今年で35とか嘘なんじゃないだろうか？もしかしてルッチの妹だったりするのか？
「ですから、スパンダムさん」
あ、呼び名が変わった。
「ここから逃げましょうか」
え？
そう返した時にはスパンダムの体は宙に浮き、半獣化したAに横抱きにされていた。
まぁたしかにここにいては己の父によって結婚は阻まれてしまうのかもしれないが、逃げるとは。
「大丈夫、家も部屋も準備してあります」
「は？お前俺がこの要求飲まなかったらどうするつもりだった？」
「……あなたを殺して、そこへ連れていくつもりでした」
げー！と声を出さなかっただけ俺はえらい。とスパンダムら思った
なぜあんなに可愛らしかった少女がこんなヤンデレになってしまったのだろうか、いつものノリで条件を蹴らなくて良かった。
するとAが窓を嵐脚で蹴破りその窓からひょいと体を出した
ひ、なんて喉のひきつったような声を出したスパンダムのことも気にせず、Aはやはり至高嬉しそうな顔をしてスパンダムの体を抱きしめていた。
「式はどうしますか」
「あ？…あー…」
「私はどちらでも、でもタキシードを着たスパンダムさんは見てみたいです」
「…あー、俺が繋がってるジジイも集めとく、日程はまた後でな。」
しばらくして浮遊感に慣れたのか、スパンダムがそうボヤいていた。
Aはその言葉を【式を開催したい】というスパンダムの言葉だと気づき、ニコリと笑った。
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Strawberry(プロフ) - ムムさん» ありがとうございます！そうなんですめちゃくちゃにマイナーなんですよもうパンダの嫌われ具合無くせるようなくせ強夢主が居ればいいかなってルチ姉出来ました…更新頑張ります！ (2022年10月12日 7時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ムム(プロフ) - スパンダムは超嫌いだけどマイナーすぎるから逆に気になって読んでみたらすごい面白かったです…夢主ちゃんの愛が押し潰す勢いで重くて最高です！！！更新楽しみにしてます！！！ (2022年10月12日 5時) (レス) @page40 id: 24f0804e56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年9月19日 15時
