【レペゼン地球】DJやってますＮｏ．3！！

夜 ページ22

「…Aどこいったん？」


「さぁ？何も言わんと出てったけんなんも分からん

飲みいったんやない？」



俺が社長にそう聞けば社長は首を傾げて返事をしてくれた
俺にもわからんねと苦笑いした社長は編集に戻る
俺もありがとうございますと言ってLINEを開く




やっぱりAと繋がらんのよねぇ、なんやろ。








…あ、DM来てる。…ファンの子？

Aがガラ悪いのに絡まれてる……は？あいつどこに飲みいっとーとや？
ガラ悪いって…





「社長、Aの居るとこ分かったんで連れ戻してきますね」


「おー、よろしくなふぉい」


手を軽く振った社長を横目に俺は外に出る支度をする
時間は9時すぎ

Aがおるのは結構近くの店
まぁ連れてかれる前には着くやろ…


ガラ悪いってなんやろなぁ、ヤクザみたいなやつだったら勝てないやんかw
ま、Aが無事ならそれでいいっちゃけどね。









「……ここ？」






。


。


。




「ねぇねぇ副社長

俺らと飲まない？」


「ん〜…今日は気分じゃないけん…」





チンピラのような格好をした男3人組にナンパされているのは木元Aだった。
今日は肩出しに背中の大きく割れた服を着ており
普段より色気はもちろん倍増、その上酔っていて呂律もろくに回っていないため男を誘惑するにはピッタリなのだ




「えー、そんな事言わないでさ」


「だからぁ、きぶんやないんやっれ」



「かーわい！やっぱ俺らとのも！」





そうひとりが言った時後ろからA、と声がした。




「「「！！？」」」



「A？何こんなところで飲みよーと？」


「あ、ふぉいぃ〜

やって誰も構ってくれんくて寂しかったんやもん」





チンピラには目もくれずAはふぉいに抱きついた
俺がおったわと愚痴るとAはそーなん？とニンマリ笑う




「あ、俺の【嫁】がお世話になりました。」



ふぉいはAがよってるのをいいことにAの腰をだいてそういった
その場にいたレペゼンを知っている人々は目を見開く




(((嫁！！！？)))




「はぁぁい、いとほのお嫁ちゃんでぇーす」


「僕のお嫁ちゃんでぇーす」



そんな会話をする2人をチンピラはあほ面で見つめた



「ほら、帰るぞA、

りゅうが待っとる」


「んぅ、りゅーは寂しがり屋やねぇ…」


「Aと同じやね」



お揃いやお揃い〜と笑うAを連れてふぉいは店を出た
もちろん代金をはらい終えて

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