よん ページ30
俺が護身用に拳銃持たされとるんは知っとる?…そう、持っとるんやなくて持たされとんの。
誰って…そりゃAに決まっとうやろ?
あいつ福岡…っつか九州一体仕切りよう極道んとこの一人娘よ?
…あぁわりいわりい、言ってなかったのはホントらしいやんな。…そうそう、話戻そうか、Aの父さんの父さん…まあAのおじいちゃんの代で入れ替わったんよね、元々は違う組やったらしいんやけど。
そんな時や、Aは極道の方で開かれよった宴に参加しようとき、俺が夜道で襲われて攫われた日でもあるんやけど。
「う、わっ!!なんやあんたら!誰?!」
「大人しくしろ!!…よし、連れて行け。中元のお嬢を人質に使うためだ」
Aの苗字やん、としかその時は思わんかった。やってあいつ俺らに黙っとったけんね?
やけんあいつの父さんって夏でも長袖きながら授業参観来てたんよ、母さんの方は全然そんなことないらしいんやけど
【親父はしつこいから嫌い!】
【…それは言ったらあかんやろ】
【極道の精神がなんちゃら〜って、Aはそんなんなりとーないっちゃん】
【…え?】
まあなんやかんや俺は眠らされ、そのままデケェ袋かなんかに積まれてどこかへ運ばれた。
…まあそりゃ怖かったとよ?いきなりイカついおっさん共に気絶させられてんねんから
そんでもってなんやったかな?俺その後Aの弱点かなんか聞き出されよって、もちろん言わんかったけど。黙っとったら殴られたんよね、そりゃあもうボコボコよ?やって睡眠薬飲まされたあとやし頭も回らんけん
そこにタイミングよくよくAが現れたってことなんよね。
びっくりやったわまじでw とか言っても俺は記憶ないんやけど。
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作者名:Strawberry | 作成日時:2018年5月26日 21時