【レペゼン地球】アイツらには手を出しては行けないらしい【学パロ】 (ページ12)

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見せない。ページ12

私たちは絶対社長にこの顔を見せない。

絶対は有り得んか……まぁあんまり。やね

「はぁ……またっすか？」

「す、すまん……」

苦笑いで私と脇に謝る社長
脇も脇で呆れ気味に笑っている。私も脇も心配やけんこんなに言うのに……なんでわからんのかなぁこの人……

「……ほら、血ぃ出とーよ」

そう言って社長の頬を拭いそのまま抱きとめる
よー頑張ったね社長～と甘やかすように笑えばなんやそれと言いつつも抱き締め返してくれる

社長から私の顔は見えない。きっとひどい顔してるけんいいんやけどさ
脇も脇や、あいつあんな冷たい顔出来たんやね

「さ、コロそ……」

「コロす……」

脇と私がぼそりと呟けば社長に程々になと笑われる
なんやそれ、あんたのせいやけん。と少し声を笑わせて返す

そして脇は静かに私と社長の背に立つ
社長から脇の顔は見えんはずや

「待っとってくださいね。ほら、逃げ道作るんで」

脇がにっこり笑ってそう言うと路地裏から出れんようにおった見張りを蹴り飛ばす
私は社長のこと抱きしめとってん社長には見えとらんけどね
この人が女好きでホント良かったっちゃん

「「さぁどうぞ。」」

まるで一国の王子みたいだよね。わかるわかる！
社長は何を惜しむことも無くさささっと逃げ道に向かう
それを他の奴が許すわけなかったが

「ほぉら、我らが王に何をするん？」

脇が行った。こわいこわい、あの笑みはほんと慣れんわ……

「ちっ、そう易々と逃がすかよ……っ！！？」

「はぁーい、まさとが言ったやろ？王に何をしようとしとるん？？

これだから愚図は嫌いなんよねぇ…」

なんだと！？とこっちに殴りかかってくるヤツら
はぁ、弱いくせにいきがるけんこうなるんよねぇと私と脇は笑う

あ、社長なら無論行ったよ。
一応近くにおるゆうやにも連絡しとうけんもう襲われる心配はないやろ

「さ、社長もおらんくなったし…」

「あの人に手ぇ出したのを恨むといいよォ♡」

脇が指と首をコキコキならす、私もにこっと笑みを向ける
よぉし、おしおきたーいむ。

今日も社長のために頑張るぞ！