社長。 ページ11
「あのさぁ、社長に手ェ出すとかさ…あたしらのことナメてんの？」
「ヒッ！」
「ほんとほんと！俺らのことナメてなかったらやらんよねぇ…」
「もう許してくれよォ…」
は？と声を揃えて振り向くAと銀太
目にはハイライトが入っておらずいつも上がっている口角も下がっていた
「いや、許すわけないっちゃん」
「何許してもらおうと思っとるん？w」
「ほんとよねぇww」
目の前でニッコリ笑う悪魔達、俺らは手を出しちゃいけないところに手を出しちまったらしい
「あれ？まだ寝ないでよ。社長のこと殴った仕返し、すんどらんからさ♡」
ほら、目ェ覚ましなよ？と耳元で喋ってきた中元、内田は違うやつを叩き起してる
そんな時、1人の声が聞こえ2人の動きがピタッと止んだ
「お前ら、もうやめとき」
「！」
「社長！」
中元がそう言うと2人して木元の所へ走って行く音が聞こえた
よかった、助かった…
「ねぇ社長、俺ら頑張ったけん褒めて？」
「そーやそーや！私このために約束ほっぽって来たんよ！」
「へーへー、頑張ったなお前ら、俺嬉しい」
そう言って笑う木元が俺の目に入る、すると2人の悪魔が俺らに向けたのとは全く違う笑顔を浮かべてやった！と声を揃えた
「社長に褒められたけん頑張ろ銀ちゃん！」
「そーやね！！」
、は？
「まぁ死なねぇ程度にするんよ、俺らすぐそこのマックで待っとるわぁ」
「「はーーい！！！」」
うそ、だろ、
にっこり笑う悪魔を見たあと、俺の意識はそのまま途切れた
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作者名：Strawberry | 作成日時：2018年5月26日 21時
