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第佰伍拾話:死 ページ49

「…あれを見るがいい

そして継国…お前は益々化け物になったようだ。」


私はこちらを見て鼻で笑う無惨に刃を向ける。
どうやら炭治郎が無惨の血にやられてしまったらしい、…ごめんなさい、炭治郎。

きっと貴方なら。






「私は攻撃に私自身の血を混ぜる。鬼にはしない、大量の血だ。

猛毒と同じ細胞を破壊して死に至らしめる。


竈門炭治郎は死んだ。」


「…いいえ、死んでない。」




私は1度目を閉じ、ゆっくりと開きながら深呼吸をした。
大丈夫、大丈夫。彼には禰豆子ちゃんがいる。
そして、私にも。




巌勝がきっと、助けてくれるから。





私は蜜璃さんたちの後に続いて刀をふりかざす。正直もう地の呼吸は通用しないと思った方がいいだろう。
切った途端回復されては元も子もない。





「蜜璃さん!避けて!」


「Aちゃん!?」




まずい、柱を庇いながらじゃ私も…違う違う違う!!
私ならできる、長女でしょう?誇り高き継国家の長女、継国A…!へこたれるな!全員を救え!


それが、お前の使命だ!!!









「まだ動けるか…柱…痣のあるものは即死しないな」







させてたまるか、と私は声を上げる。









「Aちゃん!自分のことだけ守って!お願い!!」


「嫌です!」



その時、蜜璃さんと無惨の触手の間に大きな武器が割り込んだ。
あの日輪刀は…!!!




「行冥さん!実弥さん!」


「遅れて済まない。」

「…」



スパンっ、と音が鳴る勢いで後ろから無惨の体を真っ二つにした実弥さん、どうやらキレているらしい。



「…おいおい、どうしたよA…」




ボロボロじゃねぇか。そういって実弥さんは油を無惨にかけ散らし、そのままマッチで火をつけた。


「小賢しい真似を…!」


「ブチ殺してやる。この塵屑野郎」

第佰伍拾壱話:記憶と友人→←第佰肆拾玖話:最後の



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まゆゆ - ほんとに好きなな作品です!応援しています! (2021年1月23日 4時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
えみぃ - 面白いですね (2020年11月2日 19時) (レス) id: 742aa17169 (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - めちゃ好きです!もう継国兄弟最高!こんな作品を作ってくれてありがとうございます。これからも頑張って更新してください! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - めっちゃ好きです!更新待ってます! (2020年10月17日 14時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新待ってます(●´ω`●) (2020年9月20日 11時) (レス) id: 57de6b4ac5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Strawberry | 作成日時:2020年4月7日 3時

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