検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:139,253 hit

第佰肆拾漆話:二人の柱 ページ46

私たちの目の前に現れたのは無残な姿になった蜜璃さんと小芭内さん、
そんなわけあるか…!!あの二人がそんなに簡単に!ましてや上弦の肆などに負けるはずない!!





「いいか炭治郎!焦るんじゃない!
私も義勇さんも居るぞ!」

「っ、はい!!」





(片目を潰されたからなんだ!俺は匂いでものを見ているんだ!
嗅げ!嗅ぎわけろ、透き通る世界を…!)




すると炭治郎はカハッと咳き込む
きっと無惨の攻撃が早すぎて炭治郎の鼻でもかなわないのだろう



「炭治郎!」


Aが焦った表情になり炭治郎の名を叫んだ。
炭治郎はそのままの勢いで壁に衝突し、その上には無惨の刃が迫った



やめてくれ!Aが叫ぼうとした時、





「やめなさいよーーッ!!」


無惨の上部がバキッと割れ、上から刀を振りかざした甘露寺が現れたでは無いか。
Aはそれを見てニヤッと笑みを浮かべる。




「!?」(この女は…!!)



「恋の呼吸 陸ノ型 猫足恋風


手応えあり!!」



しかし甘露寺の重たい一撃は無惨には効いてはいなかった。甘露寺も目を見開き、無惨を見つめる。



ということは、とAは炭治郎に目を向ける。
すると伊黒が炭治郎を肩脇に掴み、刀を構えていた。



「足手まといの厄介者、お前はもう引っ込んでいろ。」

「伊黒さん…良かった…

生きてる、…甘露寺さんも…!」

「…!

……他人よりも自分の心配をしたらどうだ。」



無惨は焦りを顔にうかべた。
このふたりがまだ生きているのがかなり予想外だったのだろう。
ガっ、と口を開き眉間にシワを刻んだ無惨は叫んだ。







「何をしている!!鳴女!!!」



べんっ、と音がなり、無惨やAたちの目に映ったのは鳴女と愈史郎だった。
愈史郎の瞳は赤く染まり、その爪は鳴女に刺さっている。


「何をしているかだって?操っているんだよ、この女の視覚を。



…無惨、お前はこの世で最も重い罪を犯した。
俺から珠世様を奪ったこと、後悔して跪け!!!




今からお前を、地上へ叩き出してやる!!!!」



愈史郎は涙を流し、力いっぱいにそう叫んだ。

第佰肆拾捌話:無限城→←第佰肆拾陸話:絶望



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (157 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
417人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まゆゆ - ほんとに好きなな作品です!応援しています! (2021年1月23日 4時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
えみぃ - 面白いですね (2020年11月2日 19時) (レス) id: 742aa17169 (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - めちゃ好きです!もう継国兄弟最高!こんな作品を作ってくれてありがとうございます。これからも頑張って更新してください! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - めっちゃ好きです!更新待ってます! (2020年10月17日 14時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新待ってます(●´ω`●) (2020年9月20日 11時) (レス) id: 57de6b4ac5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Strawberry | 作成日時:2020年4月7日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。