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第佰肆拾伍話:会いたかった ページ44

ナレーション のみ









鬼舞辻無惨は姿をガラリとかえ、まるで化け物かのような姿でAたちの前に現れた。
体には血のようなものがべっとりと付き、身体中に肉を捕食するための口が着いていた。







「お前たちは本当にしつこい。飽き飽きする。


心底うんざりした…口を開けば親の仇 子の仇 兄弟の仇と馬鹿の一つ覚え。


お前たちは生き残ったのだからそれでいいだろう

身内が殺されたからなんだと言うのか。自分は幸運だったと思い元の生活を続ければいいものを、




……なあ?継国A。

まさかお前が生きていたなんてな…子の仇?夫の仇?
弟の仇と阿呆のように言っていたな??

だがどうだ、貴様の愛した弟は鬼となり、もう1人は私を取逃すというミスを犯した





とんだ愚弟のために私にまた殺されると言うのか?」






鼻で笑うように無惨はAを見つめた
Aの額に浮かんだ血管がブチブチと切れるような音がした。
食いしばり続けた口からは血が溢れ出る。









「黙れ、お前は何を言ってるか分かってるのか?」





「私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え。何も難しく考える必要は無い、雨が、風が、大地の揺れが、山の噴火が。


どれだけ人を殺そうとも天変地異に復讐しようというものはいない」







きつくきつく握りしめられたAの手のひらから再度血が溢れる
炭治郎は怒りを通り越して無惨の言葉に呆然としてしまっていた。








「死んだ人間が生き返ることは無いのだ。

いつまでもそんなことに拘ってないで日銭を稼いで静かに暮らせば良いだろう。
ほとんどの人間がそうしている、なぜお前たちはそうしない??


…理由はひとつ、鬼狩りは異常者の集まりだからだ。」







異常者の相手は疲れたのだと。いい加減終わりにしたいのはこちらの方だと続ける無惨に対して炭治郎が口を開いた。









「無惨、お前は




存在してはいけない生き物だ」



「今夜、一人孤独に地獄へ堕ちるといい」









Aと炭治郎の言葉を合図とするかのように3対1の死闘が幕を開いた。

第佰肆拾陸話:絶望→←第佰肆拾肆話:憎悪



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まゆゆ - ほんとに好きなな作品です!応援しています! (2021年1月23日 4時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
えみぃ - 面白いですね (2020年11月2日 19時) (レス) id: 742aa17169 (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - めちゃ好きです!もう継国兄弟最高!こんな作品を作ってくれてありがとうございます。これからも頑張って更新してください! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - めっちゃ好きです!更新待ってます! (2020年10月17日 14時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新待ってます(●´ω`●) (2020年9月20日 11時) (レス) id: 57de6b4ac5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Strawberry | 作成日時:2020年4月7日 3時

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