継国物語:凧揚げ ページ37
表紙の絵が少し関係してきます
縁壱sideですが原作でほんとにこんなこと考えてるかは分かりませんよ!
ちなみに一人称はまだ(俺)です
✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
縁壱side
「縁壱!今日は凧揚げやろう!父様が出張でうちに居ないのは今日からなんだ!」
兄上に説教をした割に姉上も遠慮なしにこのドアを開けてくる。
まあ俺は姉上が好きだからいいのだけれど。
ひょこり、と顔を見せて姉上は歯を見せるように笑い凧を見せてくれた
その後ろに兄上も待機しているらしくもう凧揚げをするのは確定らしい
俺の兄上と姉上は俺なんかに構いに人目を避けてここまで来てくれるほどのお人好しである。
この前は双六をもってここまでやってきた。
とても楽しかったのを覚えてる。特に勝った時の姉上の笑顔が頭から離れてくれない。
「ささっ!縁壱!早く早く!」
姉上に急かされて俺は静かに草履に足を通した
何やら本格的な凧揚げらしく糸も長い。
わくわくとした顔をした姉上は大変可愛らしく、すこし口角が上がりそうである
(!今少し笑わなかった?笑ったわよね?)
(見間違いでは…?)
「……うん、よし!さ!縁壱!上げてみましょう!」
ぐ、と腕をまくった姉上がもう少し風通りのいい所へ、と俺と兄上の手を引いて歩いている
場所を決めたらしく姉上はピタリと足を止めた
兄上も心做しか心拍が多く楽しみなのが分かる
姉上なんかは顔まで赤くなり始めているのがよくわかる。
なんというか…この人は顔に出やすいのであるな、とここで感じた
「ここなら大丈夫そうね…」
そういった姉上にやり方を教えてもらいいざ、凧をあげようかと言った時、まさかの強風に襲われ俺の体にタコ糸が巻き付く
「……」
「縁壱…だ、大丈夫っ?痛くない?」
オロオロとしながら姉上は俺からタコ糸を解こうと必死である。
反対に兄上はこんな俺がおかしくなったのかふふ、と笑を零しながら俺に巻きついたタコ糸を剥がしてくれる
俺の横でタコ糸を解くこのふたりが実の所俺は大好きで一番に慕っているのである。
「きゃーっ!もっと巻きついた!」
「姉上それは……あぁ…」
姉上のそのそそっかしいところだってしたっているんですよ。姉上。
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まゆゆ - ほんとに好きなな作品です!応援しています! (2021年1月23日 4時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
えみぃ - 面白いですね (2020年11月2日 19時) (レス) id: 742aa17169 (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - めちゃ好きです!もう継国兄弟最高!こんな作品を作ってくれてありがとうございます。これからも頑張って更新してください! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - めっちゃ好きです!更新待ってます! (2020年10月17日 14時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 更新待ってます(●´ω`●) (2020年9月20日 11時) (レス) id: 57de6b4ac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Strawberry | 作成日時:2020年4月7日 3時