【ONE PIECE】ドンキホーテの独立者 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:8 hit、合計:64,922 hit

シャボンディ諸島にて3 ページ7

天竜人の女の方が，恐らくだがルフィに兄の頬を殴られたことに怒り、人魚ケイミーに銃を向けた

「死ぬアマス！」

天竜人が叫ぶと，肌が焼けるような感覚が突如走り、力を持たぬ者達はふらりと揺れてそのまま力尽きていた

「……ふふ……！！ふふふふ！お前がここに居るとはな……！」

Aは座席に座りながら大声で笑い声をあげ、サングラスのしたの”オッドアイ”をきらりと光らせる

見聞色の覇気を使って，出てくる人物を正確に判断したのだろう

ここまでの覇気を使うのは昔の副船長としか思えなかったが、確信は持てず、見聞色の覇気までもを使ったのだ

「「冥王シルバーズ・レイリー！？」」

「”レイリー”！」

周りのもの共はその覇気使いの男の正体を見て叫び

Aもレイリーの名を呼んだ

「……ん？おぉ！Aじゃないか！久しぶりだな！」

「こーいう時なんで聞こえちゃうの？やっぱりロジャーの言う通り地獄耳なんだワ…んで？なんでこんな所にいるのよ」

あんたともあろう人間が？とAはロジャー程の腕前を持ち、今では冥王レイリーなんて呼ばれている昔の仲間に、純粋に抱いたその質問をした

Aも，レイリーがここにいた理由は何となしに分かっていたが、それでも、確認をするために聞いたのだ

「ハッハッハ！いやぁ暇で仕方なくてな！それにロジャーとそんなことを話していたのか？」

レイリーは右手で頭の後ろをポリポリとかきながらそういった

「げ」

Aがそう言うと，次はレイリーが何故ここに居るのかと聞いてきた

「ふふ、兄上にここの様子見を頼まれてな

仕方なくここに来た」

ローがボソリと「ドフィが……」と言ったのを横目にAが大きくため息をついた

「ったく、ローがいるんなら私は来なくてもよかったでしょうに……」

「ははっ，お前の兄らしいじゃないか，」

「どういう意味よ？」

レイリーはまたもや笑い声を漏らし、Aはわかりやすく拗ねていた

「あいつって……!?」

「ドンキホーテファミリーの所の，クイーンだったか？」

「ね、ねーちゃん…！」

周りがレイリーとAを見ながらボソボソと話す中、モンキー・D・ルフィの声がひびき、辺りが静まった

「……ん？ルフィ！」

まぁ最初から気づいてたけどなと小声で付け足せばルフィはなんだよいるなら教えろよと頬を膨らませてブーブーと声を漏らした

「ルフィの姉ちゃん!?独立者が！？」

「……その名前、ここまで来てるのかよ」

Aはハァとため息をついた