【ONE PIECE】ドンキホーテの独立者 (ページ6)

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シャボンディ諸島にて2 ページ6

「あー、ここね，」

Aはしばらく歩いたところにあったヒューマンショップを見上げた

「…私の管轄外でまた…何を売ってんだか…」

Aは癖のあるアルトを響かせてそうつぶやき、溜息をつきながら頭を搔く。まあ任務は任務、割り切るしかないかとドアを開けて中へ入った

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「Aさん……!?」

ヒューマンショップの中で，派手な赤い羽根を背中に堂々と背負った大柄の女を見つけたローは，そんな声を漏らした。

「え？キャプテンの知り合い??」

「え、でもあれって、ドンキホーテの人っすよね？」

未だに驚くローにペンギンとシャチは困惑しながら尋ねる

「……後で話す，今は商談に集中してろ」

ローはそう言ってAの方を見たペンギンとシャチの頭をつかみ、商品を紹介する男へ目を向かせた

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「…え？…あ！！ローが居るじゃない！私なんのためにここまで来たの！？」

Aはそう言ってまた少し怒り始めた
そして、チラチラとあたりを見渡す，と、何かを発見したらしく目を見開いていた

「ルフィ……？」

何年も前に稽古をつけた愛弟子の1人を見つけたためだった

「んふふ…あいつがここに来るってことは、何かあるのね？今日の商談に…」

Aは小さめの声でフッフッフッと笑っていた

その理由を知るのまで、あと少し

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「本日の目玉商品！人魚のケイミー！」

Aはあっとという顔をしたルフィたちを見てニヤリと笑った，人魚の子がなんでここにいるのかは置いておいて，ルフィ達の目的はこの子、ね

そう思いながら、唇をぺろりと舌で舐めた

周りから何千万何百万と声が上がる中、一人の天竜人が立ち上がり声を出した

「５億で買うえ！！」

「……チッ，また彼奴か……」

Aは三日月型にしていた口を真逆の形に変え、天竜人を見ていた

「……ここで私が声を出すわけには行かないものねぇ…………カイドウあたりに頼めばどうにかなるかしら？？」

Aが1人で自問自答していると，何やらことが進んでしまったようだった

Aがルフィ達を見たベストタイミングで、ルフィがあの気高き天竜人の頬を思い切り殴った

「フッ，フッフッフッ……！！

ここに海軍大将が呼びたいのかしら、ルフィは」

Aはめんどくさいことが起きることを予想してうんざりしながら息を吐いた