.兄妹の過去 ページ43
「っ！！
はっ，はぁ、はぁ、はぁ……
………………ゆ、め……？」
，
，
翌日，船の中は騒がしい，徹夜だった私はうっかり寝てしまいその騒がしさで目が覚めたのだ
「……っ、、何よ，こんな騒がしくして……！」
「！A！
これだ」
【ローのびょーきをなおしに行ってくる】
「！？，これ，ロシナンテが？」
「あぁ…………」
そう、とドフィに、返事を返してから2人の行方，私も一応探してみるわねというとドフィは頼む，そう一言こぼした
その声は，少し悲しそうな声で……どれほど兄が弟を大切にしていたかが露骨に分かってしまった
「はぁ，兄上にあんな顔させて，どこほっつき回ってんだか」
ついでに私に懐いてくれた可愛いローまで連れて……
これで、ローの病が治ればいいわね……？ロシナンテ
「……フッフッフッ……フッフッフッフ……」
，
，
それから約2年がすぎた頃，私たちの耳に海軍が”オペオペの実”の取り引きを行う，という情報が流れ込んだ
兄上はこの話を聞き、ニヤリと口角を上げて電伝虫を掴みあげ，恐らくだがロシーに電話をかける
「…………俺だ，コラソン
どうだ、ローの病気は直せそうか……？
……フッフッフッだろうなァ
…………あぁ、コラソン，ローの病を直せるかもしれないぞ……
オペオペの実の取り引きを○○○海賊団と海軍が行う……
その時に奪い取り、ローに食わせる
…………フッフッフッ，コラソンそれまでにローを連れて戻ってこい……いいな？
あぁ、それでいい，コラソン待っているぞ……？」
兄上は電話を切ってからふーと息を吐いた
その顔は疲れたように歪んでいる
「……さぁ，お前ら
コラソンがここを出てから，おつるの軍艦がおってこなくなった
そして，このファミリーには裏切り者がいる可能性がある
…………どう思う，」
｢まさか……でも確かに，おつるさんの軍艦は最近見ないわよね……」
私は信じたくもないことを口からポロリとこぼす，
……確かに，ロシナンテは途中からここへ入った私たちの弟
あー，やっぱりこれは仕方ないわよ，
兄妹はほっとけない質なの，私は
もしかしたら、兄上はもしロシナンテが裏切り者だったと判断したら銃の引き金を引いてしまうのだろうか
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作者名：Strawberry | 作成日時：2018年4月3日 14時
