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CY 「こっちまで来なくても、俺が家に向かったのに」
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宿舎前のベンチで並んで座る
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『もう、家には上げられない』
チャニョルは目を見開いて私を見た
CY 「俺は、選ばれなかったんだね」
『うん、私はるぅオッパと別れることはできない』
CY 「俺のこと、もう愛してない？」
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『友達として、愛してるよ。』
CY 「本当に残酷だね」
自嘲気味に笑うチャニョルは目を真っ赤にして涙を流してる
CY 「俺、こんなに想ってるのに…」
『ごめんなさい』
CY 「ずっと隣で、Aだけを見てたのに」
『分かってるよ、ありがとう パクチャ』
CY 「Aが呼ぶ俺の名前が好きだよ」
涙を流しながら大きな手で私の頬に触れる
CY 「高校生の時、Aに彼氏ができた時、狂いそうなくらい苦しかった。」
私もいつの間にか泣いていた
CY 「もう他の男にとられるAは見たくなかったのに、ヒョンと付き合ってて……」
泣きながら、必死で笑おうとするチャニョル
CY 「俺のために、今こうして涙を流してくれる君が好きだよ」
『………っごめ、っなさ……』
もうチャニョルは私の涙をぬぐってくれない
CY 「もう、俺のために泣かないで。早くヒョンのところへ行って。」
チャニョルは私の腕を掴んでベンチから立ち上がらせ、背中を押した
CY 「俺はここでしばらく1人でいたいから、ヒョンのところまで送ることはできないけど」
チャニョルは笑った
CY 「俺の気が変わらないうちに行って、Aをヒョンのところへ行かせないように閉じ込めちゃうかもしれないよ？」
『っ………』
私はチャニョルに背を向けて走った
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チャニョル、愛してたよ
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作者名：ユウ
| 作成日時：2017年8月16日 14時
