今日から鹿に愛されまLH「もっと前から愛してるけど？」 (ページ25)

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ドアに向かおうとした私の腰を掴んで引き寄せたオッパ

LH 「返信し忘れたけど、宿舎行った時のセルカ何あれ、いくら夏でも薄着すぎ！」

急に変わった話題に一瞬固まる私

LH 「俺も不安だった…」

るぅオッパは切なげな目で唇を合わせる

胸がキューって締め付けられて

体がオッパを求める

LH「Aをずっと閉じ込めたい」

低い声で囁いてまた唇を奪うオッパは凄く色っぽくて

『んっふ……』

つい自分の口から艶のある声が出る

LH 「っ…もうおしまい！ミンソク呼んでくる」

急に顔を抑えたるぅオッパは私から離れて楽屋を飛び出して行く

全てが急だよ、オッパ、、、

1人楽屋に残された私は待っている間

さっきのオッパを何度も何度も思い返す

オッパの匂い、体温、私を触れる指
キスの仕方、
キスするときの私をみつめる瞳

また会えなくなるから、忘れないように
脳内で反芻させる

『恋愛って、甘いだけじゃないんだね』

マースーチュンさんを思い浮かべると

胃の中のものがせり上がってくるような感覚に襲われる

Prrrrrrrrr

iPhoneから木琴のコール音が鳴り出す

『チャニョル……』

いつもタイミングが良いのか悪いのか

『ヨボセヨ？』

CY 《あっ、いきなりごめんA……今大丈夫？》

『うん、平気だよ……なんかあった？』

CY 《……Aがなんかあった？》

『え？』

CY 《声沈んでるぞ》

何年一緒に居ると思ってるの？って電話口で笑われた

BH 「お前は、自分のことを好いてくれる幼馴染が離れるのが嫌なだけ。」

あの夜のベッキョナの言葉が呼び起こされた

私は、私を好きなチャニョルを手放すのが惜しいと思っているのか

『何言ってるの？ kkkkぜんっぜん！幸せだけど？今度はチャニョルが幸せになる番でしょ？私のことはこれ以上心配しないで kkk』

CY 《A…》

私の勝手な感情で、優しいチャニョルを振り回してはいけない

チャニョルにも幸せになってもらいたいから

これ以上私なんかのために人生を無駄にして欲しくない

どうか

どうかお願いだから

『私以外の人を、見て』

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