今日から新人歌手になりまBH「お前なにしてんの」 (ページ8)

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BH「A、俺別れた方がいいのかな…」

ヒョンソクとチャニョルとジョンデはまだ賑やかに笑っている

マンネラインに挟まれてチビチビ食べていた私の服をチョンチョンと引っ張って、自分の隣に座らせたのはベッキョナだった

『……前は別れるの無理だってハッキリ言ってたのに』

BH 「今でもヌナのこと愛してるよ。でも傷つくヌナを見てるのはそろそろ限界かも」

『自分で決めなよ。どの選択がいいかなんてすぐには分からないもんだよ。10年後になって、あの時公開恋愛してよかったって思うかもしれないし』

BH「Aはいつも、今は分からないって言うよな」

『私がそれしか言わないことくらいベッキョナも分かってるでしょ』

目尻を垂れさせて笑うベッキョナ

BH「俺、お前のこと好きだよ」

私は無言でその金に近い茶髪を撫でる

SH「A……謝らなきゃいけないことがある」

撫でていた手をグシャッと握ると小型犬は小さく悲鳴をあげた

『タオのことですよね、私が怒るとでも？』

SH「…AはEXO-Mだろ？」

さっきからいつ私に話しかけようか視界の端でソワソワしていたスホオッパ

なんとなく話したい内容には気付いてた

だってまだ何にも説明はされてなかったから

SH「アイドル運動会で怪我したタオはCALL ME BABYの練習を強いられたんだ」

『MVでもタオは足を庇いながら踊ってるのが分かりますよ。本当ならもっと踊れたはずなのに…悔しかっただろうな』

SH「脱退までの流れはニュースで報じられた通りだよ」

『そうですか』

タオの無邪気な笑顔がだんだん失われていくのをテレビ越しに観ていた

タオに会いたいな、今何してるかな、元気かな