今日から新人歌手になりまBH「お前なにしてんの」 (ページ14)

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LH「最近できたこのお店のクレープ本当に美味しいんだって！！」

目の前のJKは私の右手を掴みながらズンズン歩き進む

「鹿晗不是？」

「旁边的女人是谁？」

『ルハニオッパ……目立ってます。』

LH「えっ、もうバレた？」

『隣の女は誰だってヒソヒソ言われてます』

中国語は少ししか話せないけど、なんとなく言われてることは察した

LH「うーん……あ！海行こうか」

『海？』

LH「穴場があるんだ。でもその前に水着買うか」

『えええ水着？！泳ぐの？』

LH「俺は泳ぐよ？暑いじゃん」

戸惑う私をまた引っ張り、空港から乗って来た高級車の助手席に乗せられる

その間もﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ写真を撮られまくってるけど

ルハニオッパは大丈夫なのか？

私はこの写真がネットに上がったらヒョンソクに殺されるな

いやオッパのペンに殺されるか

LH「～♪」

ハンドルを片手で掴み気持ちよさそうに歌うルハニオッパ

LH「A、インスタ始めたら？」

『ええええ、怖いんでやめときます』

LH「Aのペンは喜ぶと思うよ？それに俺達がこうして遊んでる写真を公式に出しちゃえば熱愛疑われないで済むじゃん？そしたら堂々と遊べる」

『本当の狙いはそこか』

LH「あ、今何時？」

『9時です』

相変わらずルハニオッパのペースで進む会話

LH「あそこのショッピングモール開いてるかな～」

朝日が眩しい海岸付近に大きな白いショッピングモール

そこの駐車場にスマートに駐車してみせたルハニオッパは口笛を吹きながらわざわざ助手席のドアを開けに回ってくれた

『…………』

ルハニオッパってかっこいいな

もっと残念なキャラじゃなかったっけこの人…

LH「ねぇ見てこのビキニkkk豚柄だって、Aこれにしたら？kkkkkk」

キャラクターではなくリアルな豚が描かれた大きなビキニを掲げてブッサイクに笑うルハニオッパ

さっきのドキドキ返せ

やっぱりこの人は残念なイケメンだった

結局ルハニオッパも私もシンプルな水着を適当にサラッと買って海へ向かった

『おおおおおおお海！！綺麗！！』

LH「でしょ？こんなに綺麗なのに誰も来ないんだよ」