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「じゃあ私こっちだから、ばいばい」

「…あれ、今日泊まんないんですか？」

「うん、今日はいいや。明日は最後だし家からちゃんとお洒落して行きたいし」

「わかりました。じゃあまた明日。」

「うん」


" 最後 "と自分の口から出た言葉に胸が痛んだ。わかってる、明日で全部終わり。また明日なんて言うのも今日で最後。


反対方向へと歩いていく彼の後ろ姿を見つめて、いつもなら鬱陶しく思うこの生ぬるい空気でさえ、全部愛おしく思った。



「______……。」

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作者名：オガちゃんSP | 作成日時：2021年5月15日 22時

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