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XIII ページ15

『あれかしら』


太宰「随分とボロボロだね」


『…強い子ね、敦君って』



彼の様な真っ直ぐな子は眩しいよ
昔の私なら関わらなかっただろうに…



太宰「君の勝ちだよ、敦君」


『お疲れ様、善く頑張ったわね』


敦「太宰さん…!?Aさんまで、

危険です!空から敵の銃撃が…!」


太宰「どうかな?」



カチッと釦を押すと先刻の物体から煙が出て
あっという間に視界を遮った



『…飽和チャフか。用意周到ね』


太宰「まぁね〜」


敦君に肩を貸し地下に逃げ込む



『敦君のお陰で一段落…じゃないのよね』


敦「未だ何か…」


太宰「Qが敵の手にある限り敵は
何度でもこの大破壊を起こせる」


『真逆抜け出してるとは思わなかったわ
…ちゃんと連れて帰ったのにあの子ったら』


敦「…太宰さん、Aさん」



嗚呼…苦手だなぁその何かを決意した声
私は全て諦めてきたと云うのに…なんて。


敦「昔読んだ古い書巻(ほん)にありました
頭は間違う事があっても血は間違わない
空の上で発想が浮かびました」


太宰「どんな着想(アイディア)だい?」


敦「協力者です」



善い顔をするね…やっぱり苦手。
でも悪くないから、



『その組織の名前は?』


敦「…"ポートマフィア"です」



仕方ない今回は乗ってあげよう



『ふふふっ面白くなってきた』





·-·-·-·-·-·-·-·-·


面倒臭い、詰まらない。



福沢「此処で凡ての過去を清算する」


『…銀、立原。』



どうせ敵わないけどあの人は殺さないから
…ね、武装探偵社社長、福沢諭吉様?



福沢「相変わらずの幼女趣味か?」


森「相変わらず猫と喋っているので?」



嫌味が凄いわね…?これは…



『嗚呼、』


森「立体映像の異能か」



…探偵社の結束力は侮れない、か…
久作の奪還は太宰だけでは無理…となると
協力者、損の先払い…やっぱり面倒臭い



森「A君もそう思うだろう?」


『何の話ですか?』


森「太宰君が戻って来たら嬉しいだろう?」


『え、嫌ですよ面倒臭い。』


太宰「それはそれで傷つくなー。」


『はぁ??巫山戯んじゃないわ!』


太宰「当たりが強ーい!」


森「君達は変わらないねぇ」


『ハァ…帰りましょう』



森さんはきっと私が何をしたのか気づいてる
だから面倒臭いんだこの組織は

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暁月臨(プロフ) - 最高です!!!更新待ってます!!頑張って下さい!!! (7月4日 0時) (レス) @page29 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずみかん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年2月9日 12時

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