【文スト】歩道橋から足を滑らせただけですが？？

混乱してるだけなのに ページ3

『大丈夫…？』


「はい…」



驚いていた男の子…敦くんを落ち着かせて
話を聞くことにした



『貴方名前は…？』


「えっと…中島敦…です…貴方は？」


『……風鳴…風鳴A…十八歳』



麗子…苗字借りるね
流石に本名はヤバそうだからさ…？



「十八歳…僕と同い歳…」



そうだ！！それで盛り上がってたんだっけ…
ってそうじゃないわ…



『如何してこんな所にいたの…？服装も…』



中島「えっと……、」



言いづらい…か。



中島「僕…孤児院を追い出されたんだ…それで…」


『そう…もういいよ話さなくて…辛いでしょ？』


中島「有難う……えっと、Aちゃんは…？」



うわぁ…名前呼ばれた…！！
…違う違う…どう言い訳しよう…、
誘拐？そうだ誘拐にしよう。



『多分誘拐？』


中島「ゆ、誘拐！？」


『気付いたら其処のコンテナの中にいたの
其れで此処が何処だか分からなくてね…
近くにいた貴方…敦くんに声を掛けたの』


中島「成程…」



うわ…太宰さんの足が流れてきた…
之は…言うべきだよね…。



『ね、ねぇ…あれ…何かな…？』


中島「？……あ、足！？」


『やっぱり足…だよね…？？』


中島「如何する…？」


『引き上げるしか…私行ってくるよ』



鞄を下ろすと待って！と止められる
アニメじゃ私は居ないわけだし…行ってくれるかな



中島「僕が行くよ！待ってて！」



ﾎﾞﾁｬﾝと飛び込んだ敦くん…かっこいい…。
ってそうじゃ無いってば。
…あ、戻ってきた。



『お疲れ様…大丈夫？』


中島「うん…大丈夫だよ…」


太宰「君かい？私の入水を邪魔したのは」


中島「入水…？」



此処は黙ってた方が良さそう…。
単に聞いていたいだけなのだけど…笑



太宰「人に迷惑を掛けないクリーンな自 殺が私の信条だ」


バチバチに迷惑掛けてますよね？？
はあ…っでも台詞聞けた…っ！！
一人浮かれていると横からｸﾞｳｩと聞こえる
嗚呼…敦くん空腹だっけ…



太宰「空腹なのかい？少年」


中島「実はここ数日何も食べてなくて…」


太宰「奇遇だな、実は私もだ」



駄目駄目じゃねぇか！！



太宰「所で…」


『きゃっ！』



太宰さんに手を握られてる…！！！



太宰「一緒に心 中でも如何かなお嬢さん？」


『ちょっとあの…』


「こんな所におったか唐変木！！」


太宰「二人共名前は？」


中島「中島…敦ですけど…」


『風鳴Aです…』



此の流れは…？

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