【文スト】歩道橋から足を滑らせただけですが？？

歌を唄っただけなのに ページ14

家に帰ってきて
いつもの様に過ごしている
麗子は如何しているだろう


考え出したらキリがないくらいの疑問
それによって現れる恐怖



『いつか消えるのかな…。』



消えたくない…。
もう…何も考えたくない。
もう寝よう…そう思い布団に入った




ﾁｭﾝﾁｭﾝ(朝だよ〜！！)


『ん……ぴぃちゃんおはよう』


ぴぃ！(おはよう！！)



ぴぃちゃんは毎日私の部屋の窓で鳴いて
私を起こしてくれる。可愛い。
さて着替えよう。



『さっ今日も頑張ろう』



ぴぃちゃんを肩に乗せて歩き出す



ぴぃぴぃ(るるりら〜るるりら〜)



唄ってる…。
私も何か唄いたいなぁ…。
……あ、着いた



『ばいばいぴぃちゃん』


ぴぴぴ！(ばいばい！)



階段を上がり扉を開ける
あれ…誰もいない…？



『国木田さんもいない…珍しい…。』




私は窓の方に行き窓を開ける
すると直ぐに小鳥達が集まる
その小鳥達と歌を唄う



『夢を見よう…終わらぬ夢を。
誰もが苦しまない幸せな夢。
きっと皆幸せになれるから』



太宰「綺麗な歌声だね」


『…いらしてたんですか』


太宰「声を掛けるに掛けられなくてね」


『そうですか…今日のお仕事は？』


太宰「んー」


『ちゃんと仕事して下さいね』


ナオミ「あらお早いのですね！」


『おはようございますナオミさん』


ナオミ「ナオミでいいですわ！！」


『じゃあ私もAで』


ナオミ「ふふっはい！」



可愛い。



ぴぃぴぃ(良かったね)


『ふふっそうね』


太宰「なんて？」


『仲良くなれて良かったねって』



もう時期大きな事件に直面する。
身構えておかないとね。



『さぁ…仕事ですよ太宰さん』


太宰「えー」


『何回太宰さんの仕事
請け負ったと思ってるんですか』


太宰「う…ごめんね？」


『そんな可愛く謝られても許しません』



ちゃっかり腰に腕回されてるし。
否、実際嬉しいけどね！？
何か慣れちゃったな…悲しい。



国木田「早いな」


『おはようございます国木田さん
…ってあ…太宰さんに逃げられた…、』


国木田「あの野郎また…！！」


『あ、ナオミ…ちゃん、今度出掛けない？』


ナオミ「！！いいんですの！！？」


『私持ってる洋服が少なくて…
選んで欲しいな…なんて。』



之は本当だ。
実際直ぐに何着か買ったけど…足りない。



ナオミ「是非っ！！」


『やった！』



久々に楽しい予定が決まったな

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