【佐藤流司】Rouge Kiss (ページ7)

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6℃ ページ7

今日は雑誌の撮影

私が現場に着くと既に流司はいて
スタッフさんと話をしていた

『おはようございます』

スタッフ「紗雪さんおはようございます！」

佐藤「おはよA」

『おはよ、頑張ろうね』

スタッフさんに着替える様言われた私達は
メイクルームに向かう

『わ…出来上がったんですね！』

メイク「そうなの！！可愛いでしょ？」

『はい！私にはもったいないくらいです…笑』

メイクさんとは五年の付き合い。
魔界乱戦が出来た当初から着いてくれている
だから自然と笑えて感情も表に出てしまう

着替えを済ませ次はメイク。
どうやら清光に合わせて真っ赤なリップらしい

『紫寄りじゃないの？』

メイク「いつもはそうなんだけどね～笑」

Aは何色でも似合うから！…らしい。

上は黒のオフショルダー
下は紫や赤を基調とした和柄のスカート
ちなみに右が短く左が長め。

メイクは赤リップと赤紫のアイシャドウ
チークは薄ピンクみたいな感じ。

スタッフ「紗雪さん入られます！！」

『よろしくお願いします』

佐藤「！……、」

『なに…？』

佐藤「や、別に…？」

『そう？……清光、似合ってるね』

佐藤「……お市も似合ってる」

『ありがと』

まずは二人並んで下さいとの事。
刀を持つ清光と扇子を持つお市で
背中を合わせ対になる感じ

カメラマンさんからOKを貰い次は私のソロ。
心做しかカメラマンさんが興奮気味である

カメラ「扇子で顔隠して、足組んでみて～！」

椅子が用意されて椅子に座った私は
組むなら右足が上か…と考えながら足を組む
すると周りのスタッフさんが賑やかになる

カメラ「いいねいいね！！」

カメラのシャッター音が響く
モデルで慣れてて良かった…なんて思ったり。

カメラ「はいOK！！」

『ありがとうございました』

次は清光の番。
私の隣をすれ違った流司に頑張れとエール
すると流司は笑って行ってくると返事

貰ったコーヒーを飲みながら流司の撮影を見る
やっぱり凄い。自分の見せ方を分かってる
私ももっと頑張らなきゃな…。