【文スト】殺人鬼は転生してチートを手に入れました (ページ5)

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Four－街をぶらり－ページ5

心中はお断りして
それとなく話を聞く
まあ時間軸気になるし

太宰「最近虎の被害が出ていたんだよ」

『虎…？』

太宰「まあ正体はある人間だったのだけどね」

中島「太宰さん！！？」

中島くんは驚いているけど太宰くんは話を続ける
異能力というものがある事やこの街の勢力など
後は物騒だよって話とかね

『気を付けないと…』

太宰「そう言えば名乗って無かったね私の名は太宰、太宰治だよ」

ほら、敦くんも挨拶しなさいと促されて
中島くんにも自己紹介された

中島「中島敦です…！」

『飛鳥部Aです。因みに25歳。』

太宰「やはり私より歳上なのだね」

『あら…お気づきで？』

太宰「雰囲気で何となくね」

中島「あの飛鳥部さん」

『Aでいいよ、何？』

中島「Aさんはお家何処ですか…？」

先刻色々お話しちゃいましたから家まで送りますよ
そう言ってくれる中島くん

中島「道も分からないだろうし…」

『そんな、悪いよ』

太宰「でもこの街物騒だよ？」

『私なんて狙う人いないよきっと』

太宰「美人さんなんだから危機感持ってね」

中島「そうですよ！！」

『ふふっ有難う。でも今から帰れば大丈夫
明るいうちには帰れる距離だからね』

そう念押しすると渋々はい…と返事をする中島くんと
まあ仕方無いねと笑う太宰くん

『色々話聞けて良かった、有難う。
また会ったら宜しくね…其れじゃあまた』

中島「さようなら！！」

太宰「またね」

うずまきから出た私はまた地図を広げて
家の場所に向かってみる
家の場所が分からない事にはどうにもならないから

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家に着いた私は玄関の扉を開けて驚く
家の中には家具から食材まで揃っていたから

『ここ迄揃えてくれるなんて…粋な計らいね』

まあ助かる事には変わりないけどね
ふと本棚をにファイルがあるのが目に入る

『ポートマフィアと武装探偵社について…』

一応事前知識を入れておくべきだと
アベルが用意してくれたのだろう
その資料を見ながらふと考える

『これからどうしようかな』

前みたいに人を殺めていても咎められないだろう
何せポートマフィアがいるから
人殺しという欲求には抗えないのが事実だ。

『夜外出てみようかな』

異能力も気になるし
そうとなれば一旦仮眠をとろう。
夜は起きてたいからね。