【文スト】殺人鬼は転生してチートを手に入れました (ページ14)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:81,011 hit

Thirteen－最初の任務－ページ14

私が任された
最初の任務とは

エリス「A！こっちの店も行きましょ！！」

『はい、なんなりと』

首領森鴎外の異能生命体エリスの面倒。
まあ幼い子の面倒を見るのは嫌いじゃない
だけど……見張りが着いているのは癪だ

『私に見張りは要らない』

中原「仕方ねェだろ」

『別に私逃げないし』

中原「そうは言われてもなァ…」

エリス「A！」

『なんでしょう…？』

エリス「これとこれ！どっちがいい？？」

私に見せてきたのは星柄のシャツとハート柄のシャツ
どちらもエリスには大きいサイズ。

『私の好みで言うのなら星柄の方が良いですが…
エリスには大きいのでは…？』

エリス「だってAのだもの！！」

『え…？』

エリス「A何でも似合うと思うの！」

成程…所謂着せ替え人形か。
出来れば程々にして欲しいけど…

エリス「これもいいんじゃない？？ね、ちゅーや！」

中原「そうですね……Aはどう思う」

『私？私はなんでもいい、任せる。
エリス、私の事は良いですから…ね？』

エリス「じゃあ…これとこれ買って！！」

『ふふっはい』

エリス「Aに贈物よ！」

『ありがとうございます』

贈物と言えど私が払うのか…まあいいや。
…あ、これ可愛い…エリスに買おう
手に取った髪飾りと一緒に会計をする

『お待たせしました』

中原「もうそろそろ昼食か…」

エリス「なら彼処に行きましょ！！」

中原君と会話をするエリス
微笑ましい光景である
そんな二人に連れられた私が向かったのは
綺麗なレストランだった

中原「好きなの頼めよ」

エリス「ちゅーや！私これ！」

中原「分かりました…Aは？」

『そうね……私はこれ』

食べたい物は無かったけど
美味しそうだなと思ったものを頼む
それほど高くも無かったし。

食事を済ませ街を歩いていると
何者かに腕を引かれる
中原君のいる方向じゃない…

中原「ッおい！！」

エリス「A！！」

『先に帰っててっ！！』

路地裏に入ればこっちのものだ
しめしめと思いながら私は引っ張られる

『さてと…何がお望みかしら？？』

金、女…此奴らも溺れるものがある
私とは違うのよね…はぁ…。
目の前にある血の山を見ながら溜息をつく

エリス「A！！」

『ふふっどうなさいました？』

エリス「…大丈夫…なの？」

『怪我はありません。大丈夫です』

中原「流石だな」

私に断ち切れないものはない。