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悲惨な過去 ページ28

硬く張り詰めた空気


誰も何も口を開こうとしない


そんな中で1人…口を開いた。
Aの所属する事務所の社長陽風(ひかぜ)さんだ



陽風「彼女の過去を聞きに来たのかい?」



Aを見つけたあの日から考えていた
何を抱えているのか…どうするべきなのか

その結果彼女を救いたいと思う人達が
Aの所属事務所に足を運んだのだ



宮野「話してもらえませんか」


島崎「あんなA…見てられません」


陽風「君達から見てあの子はどう見える?」


神谷「どう見える…?」


陽風「明るい子、優しい子…そこら辺かなその彼女の心の闇が気になるのかい?」

鈴木「…何が言いたいんすか」


谷山「おい達」


陽風「君達のイメージが変わるかもしれない可哀想な子…そうなって欲しくないAの過去は辛いなんてものじゃない」


君達はAの過去を受け入れる事が出来るか
そう言われ一瞬言葉に迷ってしまう

Aが話そうとしなかった過去だからこそ
聞いてしまったら自分たちの態度は変わる
そうなって欲しくないと陽風は言っている



木村「Aは頑なに口を開かなかったでも、平気ですって言ったんです」

陽風「…それがどうしたんだい?」


木村「あいつは普段大丈夫だって言うんですでも辛そうな時は決まって平気ですと言うあいつ…言葉を変えるんですよ」

岡本「そう言えば倒れた日も…」


木村「無意識であれAのSOSだった…」


陽風「…よく見ているんだね」



さて、何処から話そうか…とぽつり



島崎「話してくれるんですか…?」


陽風「君達が聞く覚悟があるのなら話そう」



声優陣は顔を見合わせ決心をしたように
お願いしますと陽風に向き直る



陽風「私とAが初めてあったのは12年前」



Aが働いていた店に知人が行っていたこと
その紹介でAが歌手として所属した事
そこで両親と身体についた傷の話を聞いた事
今も尚ズルズルと関係が続く客がいること


簡潔にまとめるとこれくらいだが
実際はもっと悲惨な過去になるだろう



陽風「そして先日…母が亡くなったんだ」


神谷「え…」


陽風「いろんなことが重なった時にニュースで見てボロボロになったんだ」


その日にもう無理だと連絡をもらって
スケジュールの調整と活動休止の話をしていた



下野「あの日の電話も…」


谷山「そうだろうな…」



自分達は彼女を救えるのだろうか

1人になって→←あの日から



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北風ゆき(プロフ) - この話から先が見れないです!作品を書いたことがないので詳しくは分からないのですが、もしかしたら登録話数が一杯で続編に移行した方がいいかもしれないです。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: b441285019 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイズ | 作成日時:2019年2月4日 21時

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