あの日から ページ27
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活動休止の発表をしてからというもの
業界は大騒ぎで声優さんから色々な連絡がきて
その対応に追われる毎日を過ごしていた
私が痩せたり倒れたりして体調不良に関して
何かを言われる事は無かったけど
何があったのかをよく聞かれるようになった
『あははっもうダメだよ〜』
何があったかなんて…どうでもいいじゃん。
どうせ今までだって気づかなかったんだから
今言ったところで助けられないでしょ?
「ん〜もう1軒行くかい??」
『行く?いいよ〜』
声優業を休止して今はこっちの仕事が優先
社長からは休めと言われたけどなんでかな
休むのが怖いと…綺麗なままでいれない
そう思ったんだろう…続けている
一通り飲み明かして朝方に帰るのが多い
大抵客を酔い潰して帰ってるんだけどね。
『んっ…、まって…だめだってばぁ…、』
でもたまに…こういう事になる。
もう…仕方ないのかな
男と汚い自分に溺れて過ごす毎日を送り
いつの間にかバレてもいいと思う様になった
離れていくならどうぞご勝手に…なんて
『ふふっあっ…またね〜!!』
さて…今日も終わった…早く帰ろ…
「A…??」
『…あら?マモさん…信長も…』
島崎「何…してるの…?」
『…仕事だよ』
宮野「Aちゃん…やっぱり…」
やっぱり…??誰かに聞いてた…??
『見ての通りですよーふふっ』
島崎「なんで…A!!」
普段ちゃん付けで私を呼ぶ信長が呼び捨てで
私を呼ぶ時…それは焦りとか不安がある時
私の肩を掴んで怒る信長をそっと離す
『話すつもりは無いよ。』
島崎「…」
宮野「Aちゃん」
『話した所で何も変わらないでしょう?
この腐った人生も親も…身体も変わらない
誰かに背負わせるようなものじゃない』
宮野「何を…抱えてるの…?」
『…さぁ?なんでしょうね…??
社長にでも聞いてみたらどうですか??
話してくれるかは分からないですけどねー』
これで失礼しますと2人から離れて歩き出す
バレても良かったけど会いたくなかったな
『はぁ…ついてないな今日は。』
いい加減どっちか辞める事考えないと。
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北風ゆき(プロフ) - この話から先が見れないです!作品を書いたことがないので詳しくは分からないのですが、もしかしたら登録話数が一杯で続編に移行した方がいいかもしれないです。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: b441285019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイズ | 作成日時:2019年2月4日 21時