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裏の顔 ページ24

日が沈んだ暗い夜道


酔っ払ったサラリーマンや
塾終わりの学生などが多い時間帯



『あははっもう何やってるんですか〜笑』



汚れた私もその中に紛れていく。
ズルズルと続けていたらいつか皆に
汚い私のしている事がバレるかもしれない



『ほ〜ら!あっちでしょ?飲み過ぎだから笑』



声優業もこの関係も中途半端な私。
仕事が欲しい、関係を辞めたいと思わず
今のままでいいのかもしれないと最近思う



「Aちゃ〜んもう1軒どう??」


『そんなベロベロになってるのに??笑
ダメだよ〜自分の身体大切にしなよ〜』



自分の身体を大切に…酒に溺れるこの人達も
身体を物の様に扱う私も大切に出来やしない
…早く帰りたい、終わらせたい。



『…ほらフラフラじゃん…帰ろ??』


「ん〜」



バレてもいいかななんて考えてる私はもう
この人生に疲れていて…全てを諦めてる


バレた時の言い訳なんて思いつかないし
言い訳した所で…って考えてるのかもしれない
何事も中途半端で逃げてばかりの私は
このことからも逃げようとしてる



『あっ…またね〜』



疲れた…。早く帰ろう…。



「お姉ちゃんひとり〜??」



ナンパか…もういい時間だもんね



『これから帰りなの』


「少し遊ばない??」



良いかな…なんて考えてる私の腕が掴まれる
強引にも程があるなぁ…。



柿原「…その子俺の連れなんだけど。」


『柿原さん??なんで…』


「チッ…」



1人だと思っていたら男の連れがいたなんて
そう思っての舌打ちなのだろう



『柿原さん…ありがとうございました』


柿原「…こんな時間になにしてんの?」


『さっきまでご飯食べてたんですよー』


柿原「友達と?」


『友達とか…いろんな人と』


柿原「Aは飲まなかったんだな」


『この前倒れちゃったんで…控えてます笑』



柿原さんはたまたまこの辺で仕事があって
私を見つけたから助けてくれた…らしい



柿原「あんま遅くまで出歩くなよ??女の子なんだからさっきみたいにまた絡まれるかもしれないし」

『はは…以後気をつけます…笑』



なんとも思ってないけど肯定の返事をする



柿原「…無理するなよ」


『分かってますよ』



何処からが無理をした範囲なのかなんて
自分にしか分からないのにね。

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北風ゆき(プロフ) - この話から先が見れないです!作品を書いたことがないので詳しくは分からないのですが、もしかしたら登録話数が一杯で続編に移行した方がいいかもしれないです。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: b441285019 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイズ | 作成日時:2019年2月4日 21時

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