炭治郎だけは死んでも守りたいと思った【竈門炭治郎】

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貴方side









鬼｢クっ…女のクセに中々やるなぁ…｣









鬼｢…これを使うしかない…｣









鬼｢…血鬼術…｣









A｢はっ…！｣









妹｢っっ…！！！｣






妹｢お姉ちゃんっ…！！！！｣









A｢…………｣








周りに飛び散った血が



自分の物ではないと理解するには時間がかかった。








A｢…何してるの…ねぇ…｣









妹｢お、ねぇ、、ちゃん…｣







妹｢お姉ちゃんだけは……｣









妹｢…死んでも守りたかった…｣









A｢…だめ…だめ…だめ…｣






手を潰れるくらい握って声をかけても



目はもう開くことは無かった。









絶望。





ただ絶望した。





たった一人の愛する家族。









鬼｢…お姉ちゃん？｣




鬼｢…ｸｯｸｯｸ…アッハッハッハッ｣




鬼｢お前ら！姉妹だったのかっ！｣




鬼｢あーあーあー面白い面白いっ！｣









その鬼の言葉を最後に




それからの記憶はあまり無い。







ただ覚えているのは






血だらけの妹の横に
私が斬った鬼の首が転がっている景色だけだった。

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