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三十八 ページ38

貴方side






私が目を覚ました時、








しのぶさんはびっくりして





手に持っていた物を全部落として





私に駆け寄ってくれた。







私は半年も目を覚まさなかったらしい。







しのぶ「…奇跡ですね!奇跡以外の何物でもない!」



そう言って善逸や伊之助を呼んでくれた。





私が起き上がっているのを見て




二人とも大号泣してくれた。






丁度炭治郎は任務中だと言われ




起きた時側にいないのは少し寂しかったけど






無事に帰ってきてくれて安心した。






ボロボロなのに






私を見ると凄い勢いで抱きついて来て






ぐしゃぐしゃの顔になりながら




潰れるくらいの力で抱き締めてくれた。





本当に嬉しかった。







いつまでも号泣している炭治郎は



しのぶ「いつまで泣いてるんですか?そろそろ泣き止んでください」


とニコニコしたしのぶさんに圧を掛けられ


炭治郎「すみませんっ…ひっく…」


と、うるうるした目で泣き止んだ。






A「またですかっ!?」

A「また任務に出られない日々が続くのかぁ…」


私はまたしばらく任務が回って来ないらしい。


落ち込んでいる私に炭治郎は


炭治郎「いい!Aは任務に出なくていいぞ!」



と真剣な顔で言って来た。


A「私だって鬼殺隊だもん!ずっと休んでる訳にはいかない!」

炭治郎「いいや!Aは休んでていい!鬼は俺が倒す!」

A「なんでよっ!」

炭治郎「危ないからだっ!」

A「私強いから大丈夫だもん!」

炭治郎「万が一があるだろ!Aが傷付くのはもう嫌なんだ!」

A「私だって炭治郎が傷付くのやだもん!」

炭治郎「俺はいいんだ!Aが生きててくれたらそれでいい!」

A「炭治郎の馬鹿っ!」







伊之助「…なんなんだこいつら…」

善逸「…何を見せられてるんだ…」








その日は一日中炭治郎と一緒にいた。





私が倒れたあの時どうしたか




寝ている間に起きた事




今日の任務で十二鬼月を倒した事





色々な話をしてくれた。





話している時の炭治郎の嬉しそうな顔。




私まで嬉しくなって来る様な暖かい笑顔。



とても暖かい気持ちになって




一緒にいられることの幸せを





改めて実感した。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 長編
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ゆり - あの、虫柱の字が違います。直すと、蟲柱です。頑張ってください。応募しています。素敵な作品ありがとうございます。 (2021年12月19日 16時) (レス) @page8 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
マイン(プロフ) - ものすごく感動しました!素敵な作品をありがとうございます。 (2021年7月29日 16時) (レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - M.Aさん» コメントありがとうございます!明日の更新で完結予定ですので楽しみにしていただければ嬉しいです! (2020年11月22日 16時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
M.A - えめっちゃ続きが気になりますーーー! (2020年11月22日 15時) (レス) id: 823ba8adaf (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ねこすけさん» コメントありがとうございます!はい、それをどう書こうか、表現しようかとても迷ったんですが、世界観と雰囲気、読者様のイメージを壊さないよう、敢えて書きませんでした!ですので読者の皆様のご想像にお任せ致します(*^^*) (2020年11月22日 12時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R | 作成日時:2020年11月17日 19時

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