三十一 ページ31
炭治郎side
手を握り続けた。
泣き続けた。
ふと、後ろから声がする。
.
しのぶ「…竈門君、そこ、どいてもらえますか?」
炭治郎「し、しのぶさんっ…!!」
鴉が呼んでくれたんだ…!
炭治郎「Aがっ…Aがっ…!!」
しのぶ「とりあえずどいてください、竈門君が邪魔で治療できません」
Aの腹の状態や目など、
難しい顔で見ていた。
炭治郎「…お願いしますっ…どうか…」
炭治郎「…Aを助けてくださいっ…!!」
必死に声を出す。
しのぶ「…難しいですね」
しのぶ「……完全に空いた穴、これがどうにかなるとはどうしても思えません。」
炭治郎「……そんな……」
.
しのぶ「…ですが、、こんな状態でまだ息をしている」
しのぶ「…生きている限り、助けない訳には行きません。」
そう言って注射器を取り出し
Aの腕に刺した。
.
しのぶ「竈門君、なるべく揺れを少なく、そして速く」
しのぶ「蝶屋敷へ運ぶことは出来ますか?」
炭治郎「…っ!」
炭治郎「はいっ…!!」
優しくAを抱きかかえる。
炭治郎「…Aっ…」
炭治郎「…もう少しだけ耐えてくれっ…!」
炭治郎「……死なないでくれ……っ!!!」
.
そう言って走り出した。
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ゆり - あの、虫柱の字が違います。直すと、蟲柱です。頑張ってください。応募しています。素敵な作品ありがとうございます。 (2021年12月19日 16時) (レス) @page8 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
マイン(プロフ) - ものすごく感動しました!素敵な作品をありがとうございます。 (2021年7月29日 16時) (レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - M.Aさん» コメントありがとうございます!明日の更新で完結予定ですので楽しみにしていただければ嬉しいです! (2020年11月22日 16時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
M.A - えめっちゃ続きが気になりますーーー! (2020年11月22日 15時) (レス) id: 823ba8adaf (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ねこすけさん» コメントありがとうございます!はい、それをどう書こうか、表現しようかとても迷ったんですが、世界観と雰囲気、読者様のイメージを壊さないよう、敢えて書きませんでした!ですので読者の皆様のご想像にお任せ致します(*^^*) (2020年11月22日 12時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R | 作成日時:2020年11月17日 19時