三十 ページ30
炭治郎side
炭治郎｢…うっ…！…かはっ…｣
A｢…っ！！…炭治郎っ！｣
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まずいっ…！！
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呼吸で少しは攻撃を押えられたものの…
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威力が凄まじいっ…！
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駄目だっ…
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立つんだっ…
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くっそっ…
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立てない…
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力が入らない…！！
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鬼｢…お前みたいな奴に用はねぇんだよっ…！｣
鬼｢…いいだろう、、まずてめぇから殺してやるっ｣
鬼｢…血鬼術っ…｣
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動けっ…！！
早く動けっ…！！
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このままだと…
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死ぬ…！！
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A｢…っ………！！｣
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一瞬だった。
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瞬きをしただけなのに。
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目を開いた時には
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Aが目の前にいて
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腹に空いた穴の向こうから
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鬼が見えた。
炭治郎｢……そんなっ……そんなっ……｣
炭治郎｢…………A…………っ｣
炭治郎｢…Aっ…………｣
光が無い虚ろな目。
手を潰れる程強く握っても
返事が帰ってくることは無かった。
鴉が飛び立つ音がした。
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鬼｢…あーあ、死んじまった。｣
鬼｢せっかく戦いがいのあるやつだったのに｣
鬼｢…どっかに強いやつはいねぇのかよ｣
立ち去ろうとする鬼。
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動かない体を
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怒りから湧く気力だけで動かす。
炭治郎｢…ヒノカミ神楽っ！円舞っ！！｣
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鬼｢……なんだ……｣
鬼｢………斬られたのか……？｣
鬼｢………何だこのガキは………っ｣
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そんな鬼の言葉も聞かず
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俺はAに駆け寄った。
炭治郎｢…A…っ｣
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冷たい手。
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炭治郎｢…Aっ…｣
涙がAの顔に落ちる。
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ゆり - あの、虫柱の字が違います。直すと、蟲柱です。頑張ってください。応募しています。素敵な作品ありがとうございます。 (2021年12月19日 16時) (
レス) @page8 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
マイン(プロフ) - ものすごく感動しました！素敵な作品をありがとうございます。 (2021年7月29日 16時) (レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - M.Aさん» コメントありがとうございます！明日の更新で完結予定ですので楽しみにしていただければ嬉しいです！ (2020年11月22日 16時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
M.A - えめっちゃ続きが気になりますーーー！ (2020年11月22日 15時) (レス) id: 823ba8adaf (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ねこすけさん» コメントありがとうございます！はい、それをどう書こうか、表現しようかとても迷ったんですが、世界観と雰囲気、読者様のイメージを壊さないよう、敢えて書きませんでした！ですので読者の皆様のご想像にお任せ致します(*^^*) (2020年11月22日 12時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R | 作成日時：2020年11月17日 19時
