二十七 ページ27
炭治郎side
炭治郎｢なんだここは…！｣
目の前のキラキラした景色は何なんだ
A｢…都会だね｣
炭治郎｢…これが都会…｣
こんなにも発展しているなんて…
歩きながらキョロキョロと周りを見渡す。
炭治郎｢こんなにキラキラした町っ｣
炭治郎｢そしてこんなに人が沢山っ｣
炭治郎｢服も見た事ない様な形だっ…！｣
炭治郎｢凄いなっ！都会って！…｣
炭治郎｢…A…？｣
隣のAを見ると
なんだか顔色が悪かった。
炭治郎｢お、おい大丈夫か…？｣
A｢あ、ごめんっ、大丈夫だよっ｣
A｢ほら、行こっ｣
炭治郎｢う、うん｣
そう言ってAは
俺の手を引いて足早に歩き出した。
それにしても、、
大丈夫だろうか、
この人の数。
鬼が出たらきっと皆混乱してしまう。
人を掻き分けて
どんどん奥へ進むA。
炭治郎｢な、なぁっ、ちょっと、止まってくれ｣
明るい町並みから暗い道並みに変わり
人気の無い通りに出た時、
Aは足を止めた。
炭治郎｢どうしたんだAっ｣
炭治郎｢顔色が悪いぞ、具合が悪いなら少し休憩しよう｣
A｢…｣
じっと道の先を見ているA。
…震えてる…？
炭治郎｢…Aっ｣
A｢炭治郎｣
A｢私…ここ知ってる｣
暗い道の先を見つめたままのA。
炭治郎｢…知ってるって…どういう｣
A｢ここで死んだ｣
A｢…お母さん、ここで死んだ｣
.
…そうか
.
ここは
.
Aにとって一番辛い場所だ。
炭治郎｢…そうか…｣
炭治郎｢…Aにとって、、一番辛い場所なんだな｣
A｢…｣
眉を下げて
悲しい顔をするA。
震えている手を取り
ぎゅっと強く握った。
炭治郎｢…いこう。｣
A｢…うん｣
歩き出した。
今度は俺が手を引いて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆり - あの、虫柱の字が違います。直すと、蟲柱です。頑張ってください。応募しています。素敵な作品ありがとうございます。 (2021年12月19日 16時) (
レス) @page8 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
マイン(プロフ) - ものすごく感動しました！素敵な作品をありがとうございます。 (2021年7月29日 16時) (レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - M.Aさん» コメントありがとうございます！明日の更新で完結予定ですので楽しみにしていただければ嬉しいです！ (2020年11月22日 16時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
M.A - えめっちゃ続きが気になりますーーー！ (2020年11月22日 15時) (レス) id: 823ba8adaf (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ねこすけさん» コメントありがとうございます！はい、それをどう書こうか、表現しようかとても迷ったんですが、世界観と雰囲気、読者様のイメージを壊さないよう、敢えて書きませんでした！ですので読者の皆様のご想像にお任せ致します(*^^*) (2020年11月22日 12時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：R | 作成日時：2020年11月17日 19時
