十八 ページ18
炭治郎side
炭治郎「今日もAは強かったなぁっ」
修行を終えて廊下を歩いていた。
炭治郎「今日は満月ってしのぶさんが言ってたな」
炭治郎「…そうだっ!Aを誘ってみよう!」
炭治郎「そしたら、Aが好きなお団子を持って行って、、」
炭治郎「Aは何のお団子が好きなんだろう、、?」
炭治郎「…って、さっきからAの事ばっかり考えてるな…っ///」
赤くなった顔を冷ますように
手を頬に当てながら縁側を通ると
カナヲが座っていた。
炭治郎「あっ、カナヲ!お疲れ様」
カナヲ「…」
相変わらず無口だなぁ…
すると
少し微笑んでからコインを投げた。
パッとキャッチしてコインを見つめるカナヲ。
炭治郎「…?」
カナヲ「…お疲れ様」
と言って微笑むカナヲ。
炭治郎「…喋ってくれたぁっ!!」
なんだか心を開いてくれた気がして嬉しかった。
炭治郎「今投げたのは何っ?」
カナヲ「お疲れ様」
炭治郎「コインか何かっ?」
カナヲ「お疲れ様」
隣に座ってずっと質問し続ける。
帰ってくるのはその言葉だけだったけど
話してくれるだけで嬉しかった。
炭治郎「…あ」
ふと庭の方を見ると
善逸とAがいた。
炭治郎「…何話してるんだろう」
珍しいな…
普段二人だけで話している所を見たことが無い。
だからなのか
会話の内容がとても気になった。
炭治郎「…?」
善逸がAに背中を向けて屈んだ。
Aは善逸の首に手を回して抱きついた。
炭治郎「なっ、なにしてるんだっ…」
ひょいっと立ち上がってゆっくり歩き出す善逸。
Aの笑った顔。
真っ赤な善逸。
楽しそうな二人。
炭治郎「…」
心が痛い。
刃が刺さったようにズキンとした。
心臓が脈打つ度に
気持ちが沈んでいくような
気持ち悪い感覚。
これは…
炭治郎「…嫉妬…なのか…?」
そうか。
いつの間にか俺は
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Aに恋をしていた。
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ゆり - あの、虫柱の字が違います。直すと、蟲柱です。頑張ってください。応募しています。素敵な作品ありがとうございます。 (2021年12月19日 16時) (レス) @page8 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
マイン(プロフ) - ものすごく感動しました!素敵な作品をありがとうございます。 (2021年7月29日 16時) (レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - M.Aさん» コメントありがとうございます!明日の更新で完結予定ですので楽しみにしていただければ嬉しいです! (2020年11月22日 16時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
M.A - えめっちゃ続きが気になりますーーー! (2020年11月22日 15時) (レス) id: 823ba8adaf (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ねこすけさん» コメントありがとうございます!はい、それをどう書こうか、表現しようかとても迷ったんですが、世界観と雰囲気、読者様のイメージを壊さないよう、敢えて書きませんでした!ですので読者の皆様のご想像にお任せ致します(*^^*) (2020年11月22日 12時) (レス) id: 98ee366df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R | 作成日時:2020年11月17日 19時