炭治郎だけは死んでも守りたいと思った【竈門炭治郎】

十二 ページ12

貴方side



炭治郎｢…Aは、どうして鬼殺隊に入ったんだ？｣


A｢そういえば、炭治郎達にまだ話してなかったね｣

A｢……話すと長くなるんだけど｣









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母｢Aは優しい子ね〜、いつもありがとう｣






そう言って出かける支度をする母。




A｢、、別に｣



私は赤ちゃんの世話をしていた。



優しい顔で微笑む母の顔を睨みつける。



すると少し眉を下げて困った様に苦笑いをした。



母｢、、それじゃあ、お母さん行ってくるね｣





母｢愛してる｣





そう言って笑顔で家を出た母。





厚化粧で派手な服。




幼いながら私は母が外でしている事は


察しがついていた。



毎朝帰ってくるときついお酒の匂い。



髪も服も乱れている。




A｢…｣




可哀想な子。


お父さんが誰なのかも分からない



あんな母親に産まれてしまって


この子は不幸だ。




赤ちゃんを見つめながらそう思った。





A｢…貴方、、私の妹になりなよ｣

A｢…私も貴方も不幸なんだし。、、血は繋がってないけど、あんな母親よりずっと愛してあげられる気がするからさ…。｣



そう話しかけた。



目をパチパチさせて｢あうあう｣と言っている妹に


私は微笑んだ。

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