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邂逅 ページ32

どれだけ走ったかわからない。
足音が急に高くなった。
端末を確認すると、私のいる場所はアタリメ司令とあのタコがいる場所に重なっている。
だが、目の前には何もない。なら、上か下か。

(どっちだ……?)

走る足を止めた。私がいる廊下は実線で、アタリメ司令達がいると思わしき広い場所は色の薄い破線で表示されている。
下か。
どうやってこの廊下を突き破るべきか考えるのと同時に、下からタコ語訛りの甲高い声と機械音声の高笑いが響いてきた。
考える暇は無いようだ。
4号は、手持ちのチャージャーを壊れる限界まで溜め、撃つ反動を利用し全体重で床を殴りつけた。
鉄板は案外簡単にひしゃげ割れ、そこに自由落下よりもずっと早く"落ち"ていく。
巨大な機械がみえた。
機械音声の主はそのうえで笑い転げていて、私に気が付いていない。
落下の勢いに乗ったまま、そいつを蹴り飛ばした。
高笑いしていた機械は一瞬何が起こったのか全く分からないようだったが、物凄い目でこちらを睨み付けた後、そのまま地面に転がって動かなくなった。

昏睡→←さぁ!さぁ!



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2円玉(プロフ) - ますまろさん» 嬉しいコメントありがとうございます! (2019年1月21日 6時) (レス) id: dac448df51 (このIDを非表示/違反報告)
ますまろ - 語彙力がすごくて、その場の様子が頭にすぐ浮かぶので、この小説が好きです!更新頑張ってくださいね! (2019年1月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 6e11289f4f (このIDを非表示/違反報告)
2円玉(プロフ) - カーボンさん» ありがとうございます!設定の所は特によく考えたのでそう言って下さるととても嬉しいです! (2018年8月4日 14時) (レス) id: dac448df51 (このIDを非表示/違反報告)
カーボン - 設定のところ読んでみて「いいな(*^^*)」と思おました!これからも頑張ってください (2018年8月4日 13時) (レス) id: ce3680d7ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2円玉 | 作成日時:2017年12月28日 13時

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