駅のホームにて ページ15
電車のガタンゴトンという心地いい音が車内にこだまして響き渡る。
深海の列車も中々いいものだな、と8号は揺られつつぼんやりと考えた。
『まもなく〜【ルーガ森駅】、【ルーガ森駅】でございます。
お降りの方は忘れ物をしないよう確認いたしますようお願いします。』
一番車にいる車掌――【ナマコ車掌】のアナウンスが車内に流れた。
8号は先ほど使い方を教えてもらったNAMAKOカードとNAMAKO端末を後ろのバックに詰め、
名残惜しいながら列車を出た。
駅に着くと、普通の駅では見かけないものが目に付いた。
「これはドレッサーとイイ、ここでブキ等の着脱を行いまス。」
いつの間にかついてきていたナマコ車掌に少々驚いた八号だった。
「へぇ……その、などの部分には何が含まれるの？」
「検体キットでス。」
｢検体キットかァ……ナンで着けるノ？｣
｢コレはアクまで実験ですノデ。｣
｢？……まあ、いいや。アリガトウ｣
話をそらされた事に疑問を抱きつつも、なんとなく、深く詮索するのは辞めた。
8号はドレッサーで装着されたスプラシューターとスプラッシュボムを担いで、改札から駆け出した。
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2円玉(プロフ) - ますまろさん» 嬉しいコメントありがとうございます！ (2019年1月21日 6時) (
レス) id: dac448df51 (このIDを非表示/違反報告)
ますまろ - 語彙力がすごくて、その場の様子が頭にすぐ浮かぶので、この小説が好きです！更新頑張ってくださいね！ (2019年1月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 6e11289f4f (このIDを非表示/違反報告)
2円玉(プロフ) - カーボンさん» ありがとうございます！設定の所は特によく考えたのでそう言って下さるととても嬉しいです！ (2018年8月4日 14時) (レス) id: dac448df51 (このIDを非表示/違反報告)
カーボン - 設定のところ読んでみて「いいな(*^^*)」と思おました！これからも頑張ってください (2018年8月4日 13時) (レス) id: ce3680d7ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2円玉 | 作成日時：2017年12月28日 13時
