イノセント・ゼロの娘に転生したら六男に求婚された2

77話 ページ28

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「A」


『ライオさん！来てくれたんですね』


「あぁ、なぜ、キノコ君とお茶会を？」


「僕が誘いました」


『アハハ…』



誘われたって言うか…強制的に座らされたというか…。

ライオさんはオーターさん達と話し始めた




『(今のうちにセルに魔法無効化の結界を…。)』



セルに向かいこっそり杖を振る



「それよりも、この男を尋問し、イノセント・ゼロの全貌を暴く」



危なｯ！



「それが1番効率的で合理的な方法、神覚者は魔法界の法の執行者、法に仇なす悪は必ず断罪する」


『……』



オーターさんがセルに向かって魔法を放つ
しかし魔法はセルには届かず転移魔法によって消えた


あ、転移魔法は私じゃないよ！



「転移魔法か」


「あの幹部、意識が無かったわ、自分で使った魔法じゃない、つまり…」


「イノセント・ゼロの手の者がまだこの近くに潜んでいるという事か、捜索する、A行くぞ」



私なんだけどね、



『はーい！』



「Aちゃん、大丈夫？」




マッシュが私の手を掴みそう聞いてきた



「さっきから、なんか辛そうだよ」


『ｯ……』



めざとい…
今までそんなこと聞かれたこと無かったのに



『大丈夫だよ！私こう見えて結構強いし！』


「ダメ、僕が行くからAちゃんはここに居て」



そう言ってマッシュは走って行ってしまった



「好きな女性のために自分を犠牲にする…ナイス男前だよ！キノコ君」


黙ってｯｯｯ!!!!

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