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先生に雑用を押し付けられてしまった。
ただ、紙をホッチキスでとめるだけだけど。
…これぐらいやれって感じ。←
窓の外から見える大毅と宇宙。
笑い合っていて、楽しそう。
いい感じだねぇ…
って、早く終わらせて帰ろ。
すると、ガラガラ、とドアが開く音が聞こえた。
｢あれ、Aやん！｣
｢あぁ、望か｣
｢え！望に戻っとる！
何してるん？｣
｢雑用…最悪やわぁ｣
｢手伝うで！｣
そう言って、望は机をくっつけた。
…優しい。
こんな所に、みんなが惚れてるのかな。
｢望はなんで戻って来たん？｣
｢あー、忘れ物！｣
｢そっか｣
…無言で、教室にホッチキスのカチッ、という音が響く。
何話そう。
まぁ、いっか。この方が集中出来るし。
｢なぁ、A｣
｢ん？｣
｢最近元気ない？｣
｢え、なんで｣
｢んー、男の勘？｣
｢男の勘ってなんやねん笑｣
本当に、望といると楽だなぁ。
あのカフェみたい。
望は急に、私の頭を撫でる。
｢A、無理しすぎんなよ。
たまには人を頼ってみてもええんちゃう？｣
｢…ありがとうっ、｣
思わず私は泣いてしまった。
…大毅のこと好きだったのに。
私の方が宇宙より早く好きになってたのにっ！
なんで、大毅は私じゃない人を見るの？
私を見てよ。見て？
“サブキャラ”だから見てくれないの？
主人公はヒロインだけを見るの？
｢…っ、なぁ、望助けて…｣
｢大丈夫やから、俺が守るから｣
そう言われて、私は望の香りに包まれた。
今の私には、望が必要みたい。
望の優しさに心が傾いていくのが分かる。
もう、次の恋に進んでいいのかな？
｢…なぁ、望｣
｢ん？｣
｢付き合おっか｣
そう言うと、望はゆっくりと離れて、
｢ええの？｣
そう聞く。
私は、迷わず首を縦に振る。
そのまま私達の顔が近づき、
チュッ、というリップ音を鳴らし
キスをした。
私のこの選択は、間違ってないよね？
そうだよね？
なんて、心に問いかけるけど、
自分でもいいのか分からない。
でも、まだ貴方は私を惑わすの。
ねぇ、大毅。
宇宙と幸せになってね？
私も次の恋に進むから。
｢望、好きだよ｣
｢俺は愛してる｣
なんて、恥ずかしい言葉を言い合いながら、
また私達の顔は近づいた。
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ゆか - 叶わない恋みたいで切ない感じからのハッピーでよかったデス。これからも頑張ってください (2017年9月30日 4時) (
レス) id: 73ab1f8246 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ。(プロフ) - 胡蝶蘭さん» コメントありがとうございます！ですよねぇ…あんな店員さんいたら惚れてしまいますね。笑 頑張ります！！ (2017年8月15日 17時) (レス) id: e79e09882a (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶蘭(プロフ) - めちゃくちゃおもしろかったです！�陲舛磴鵑離�ャラとかもう最高でした笑笑リアルにあんな店員さんおったらええのに…笑笑番外編も楽しみにしてます！！がんばってください！！ (2017年8月7日 2時) (レス) id: 79a3f07ee6 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ。(プロフ) - 紫ノ鈴さん» ありがとうございました！番外編…時間がある時に更新しますので、気長にお待ち下さい！ (2017年8月1日 22時) (レス) id: e79e09882a (このIDを非表示/違反報告)
紫ノ鈴 - すごく面白かったです！！番外編みたいです！！よろしくお願いします！これからも頑張ってください！ (2017年8月1日 9時) (レス) id: 40c907badb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃ。 | 作成日時：2017年6月9日 22時
