#95 ページ48
SH『15分前。いい感じだね』
ジュンミョンヒョンが1つの扉の前で止まり、振り返って入るよう目で合図してきた
ドアノブに手をかけ思いきって押すと、思ったよりも重い扉がゆっくりと開く
会場の賑やかな空気が溢れだしてきた
『ひ、ヒョン？何でこんなに人が多いんですか！？』
SH『大手芸能事務所なんだからそりゃいて当たり前じゃない？』
固まっている私の横をすり抜け、会場に入るジュンミョンヒョン
慌ててその背中を追う
SH『スマン先生！！』
ヒョンの目線の先に見覚えのある後ろ姿
『し、社長っ！こんにちは！！』
SM『ああ…こんにちは。来たかね。それなら少し早いが始めようか』
SH『はい。じゃあ、トヨン後でね』
『のぇっ、はい……！』
なに、私置いていかれるの
SM『やってくれ』
スマン先生の合図で、会場の照明が壇上だけを残して暗くなる
SM『今日は良くぞ集まってくれた。EXOの新メンバーを新しい家族として迎え入れる大切な日だ。
私はこの子がきっと大きなことを成し遂げてくれると信じている。
トヨン、おいで……』
震える足でゆっくりと壇上にあがると、マイクを手渡された
たくさんの視線がライン向けられるのを感じる
あなたは何をそんなに期待してるんだ
『初めまして…ユ・トヨンです。この度はこのように大きな歓迎会を開いて下さり、ありがとうございます。えっと……精一杯頑張りますので、よろしくお願いしm＿＿＿っ』
ゴンッ＿＿
マイクを通じて会場に響く鈍い音
じんじんと痛む額と、冷たく固い感覚
会場のあらゆるところから漏れる押し殺した様な笑い
こう言うのって誰かが一人でも笑うと、みんなに伝線しちゃうんだよな
最初に笑ったあんたを絶対に忘れないからな。チャニョルヒョンや
どこにマイクを動かさないで、お辞儀をするバカがいるんだよ
いるじゃないか此処に！！
もう無理、恥ずかしくて顔上げられない……
SM『……とまあ、こんな鈍い息子だ。メンバーたちは、くれぐれもよろしく頼んだぞ〜』
笑い声は更に大きくなった気がした
『改めまして、よろしくお願いします』
こんな感じで挨拶は終わっり、
次の司会の方にマイクを渡し、よろよろしながらメンバーのいるテーブルまで戻った
CN『ナイス演出だったぞ！！』
BH『よしくお願いしm＿がこんっ』
TO『あきゃきゃきゃ！！！』
『……………』
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菜っ菜 - 楽しく読ませてもらってます！続きが見たいのですがパスワードを教えてもらえませんか。 (2019年7月7日 16時) (
レス) id: 364c7cd13a (このIDを非表示/違反報告)
羊羊 - 楽しく読ませてもらってます。続編が読めなくなってますが、パスワードできれば教えてもらってもよろしいでしょうか？ (2019年5月2日 14時) (レス) id: 7a042d4e3c (このIDを非表示/違反報告)
もみの木(プロフ) - 天然水さん» すみません！直しておきます！ご指摘ありがとうございます (2017年8月21日 5時) (レス) id: df9177b32c (このIDを非表示/違反報告)
天然水(プロフ) - 主人公のlineが98だったり96、97だったりとまばらなのですが、主人公は何lineなのでしょうか？統一させて欲しいです。あとお話はとても面白いです！頑張ってください。 (2017年8月21日 3時) (レス) id: db791c37c1 (このIDを非表示/違反報告)
もみの木(プロフ) - 乃愛さん» すいませんっ、 返信遅れました！ 作者もイェソン兄さん大好きd)) ……おっと浮気ぐせが(笑)← 了解しました お任せください！ (2017年3月17日 19時) (レス) id: df9177b32c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きとり | 作成日時：2016年12月18日 20時
