50話「私と太宰。」(佐々城side) ページ6
佐々城side
志賀Aにバレるとは思っていなかった。だが、万が一のため麻酔銃を用意していた。麻酔銃の他に本物の拳銃も持っていた
スヤスヤと眠る志賀様を見る私。なんて私はこんなにも落ち着いているのだろう
佐「__愚かな方だ」
佐「私は貴方が油断した状態で撃ちました。私が麻酔銃でなく、拳銃で撃つことも出来た」
それでも私が拳銃で撃たなかったのは___
________
『私達は今から頼れる親しい人同士だ』
________
瞑った瞼の奥に彼女との少しの思い出を___
佐「それが最後のお別れです。
_____さようなら」
___________
Aside
意識が浮上してきた。何時間寝ていたのだろうか。
だんだん意識がはっきりして来た処で思い出したのは
____佐々城さん
探しに行こうとジャンパーに手をかけた時、携帯から着信の合図が聞こえた。
___太宰からの電子書面だった
太宰からの電子書面の内容は
___『この前の廃病院に居るから来て』と云うものだった
一つのタクシーを呼び
「おっちゃん。この前の事件の廃病院まで」
そう云うと運転手のおっちゃんは驚いていたが、結構必死に云う私の押しに蹴落とされ連れてってくれた
太宰は何で私を呼んだのか?それとも事件の真相が分かったのか。佐々城さんが急いでた理由とは考えれば考えるほど真実が見えてしまう。どした今日の私
紅い空の下、廃病院へと足を踏み入れた
太「結構、速かったね」
「マッハで来たわ」
太宰の足元には大きな血溜まりと小さな血溜まり
誰の血?
私が怪訝そうな顔してると
太「何だか分からないって顔だね」
「私の家に佐々城さんが来たこともこの事件の真犯人のこともお見通しって訳ね」
太「まぁ、そうだね」
佐々城さんが急いでいた理由。其れはここに来る為で。佐々城さんはここに来た
「この血溜まりは矢っ張り__」
太「佐々城さんと六蔵少年の…そして死んだ」
太宰はさっきまで少しヘラヘラしてたが、無表情になり、私を見つめている
でも私は分かってしまった。何故、太宰がこんなことを引き起こした事を。今日の私冴えてる
太「失望したかい?探偵社がこんな結果を引き起こして」
「もっといい方法があったはずだと思うけど
__太宰は国木田君を守りたかったんだ」
考えた結果はそれだった
其れを聞いて太宰はひとつも表情変えていなかったが、少し目を見開きその後微笑んだ
太「国木田君は難しい生き方をするんだよ」
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のりばやし(プロフ) - 麗威さん» マジですか!こんな底辺の作品にコメントいただきありがとうございます!嬉しいです! (2019年3月3日 0時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
麗威(プロフ) - 夢主の性格が面白くて、どんどん読み進められました!更新楽しみにしてます! (2019年3月2日 23時) (レス) id: ad644a3a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のりばやし | 作成日時:2018年3月31日 10時