【文スト】元ボスの異常な日常２

72話「私と隣の住人。」 ページ29

Aside


チリリリ、と目覚まし時計の音がけたたましく鳴る。いつもは目覚ましを止め二度寝を準備をするのだか、今日は違う。いや、これからは違う。だって遅刻して国木田君に怒られるのは嫌だからさ

大人の女性のように毎日メイクしたりする事は無いが髪の毛はとかそうと思うよ。うん



目覚まし時計が鳴る前に私は起きていた。ていうか昨日から全然眠れない理由が一つあった。其れは横の部屋の人がドンドンと音を立てていたからだ


そして今尚音は大きく私の部屋へと響く



「あぁ、うるせぇなぁ、誰だよ。ほんと」



一度、「静かにしろぉ！」と声をかけたが、何も応答が無かったので変だとは思っていた

私のマンションは一応高層マンションなのだが音は聞こえるんだなぁと思った


隣の人ってどんな人だっけ？女の人だっけ？女の人だったら覚えてるんだけどなぁ、あれ？覚えてない。



___いや、覚えてるぞ

この部屋に入る時、
管理人さんはこう云っていた


_____

『嗚呼、隣は空き部屋だよ』

_____


「……」


空き部屋なら隣で今尚響くこの音は何だ？？


隣は………や、ヤベェェェェエ！！！



私が考え抜いた結果、この世の者では無い何かしか考えられなかった。何時もは頭を悪いんだよなぁ


その結果に至った私はこの部屋に居てもたっても居られず全速力で探偵社に走った。多分、傷が開いたと思う。心の傷も深くなったわ


めっちゃ怖いから取り敢えずアーメン
(私は、キリスト教信者ではありません。)


35話では分かりきった人がいるかもしれない。いや、大丈夫、隠し通したから。どこがだよ、と云うツッコミはいらないよ


やっぱり、Aは幽霊やオカルト系が専ら苦手なのである

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