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「ヒョン〜寒いです〜！」
手をこすり合わせてそう言う姿はまさに小動物
「光熱費払えないんだよ〜腹筋でもしてればあったかくなる！」
「なるほど！」
あ、そこ納得しちゃうのね
馬鹿正直にもほどがあるなと思いつつ、そんな私は部屋の隅にある毛布の中からその姿を眺める
前、テヒョンが私のために置いてくれたのだ
フワフワであったかくて、何よりテヒョンの匂いがするしてとても落ち着くから今となっては私の定位置だ
そんなことしてるうちになんだか眠たくなってきて…私は眠ってしまった
「ヒョン！猫かってたんですか！？」
大きな声が近くですると思って目が覚めたら、私のいる毛布の中をのぞくふたつの大きな目が私をとらえていた
みつかってしまった…
できれば見つかりたくなかったのだけど
仕方ないか
「そうそう！今となっては僕の大事な家族！」
遠くからそう言うテヒョンの声
"家族" その一言が私の心をあったかくさせた
素直にその言葉が嬉しかった
私を家族と認めてもらえてるってことに
「いいなぁ僕もほしいな！
ほら、こっちおいで〜」
どうやらウサギは私を呼んでいるらしい
仕方ない…出てってやるか←
ゆっくりと毛布からでた瞬間
『ﾆｬｯ！？』
私を抱き上げたウサギ
「かわいい〜〜！」
そう言って、私の頭をゆっくり撫でてくれた
いや、いきなりすぎて心臓とまるかと思ったわ
ﾄﾞｸ…ﾄﾞｸ…ﾄﾞｸ…
一定のテンポでなるウサギの心臓の音が聞こえる
その音はなんだか不思議なくらい私を安心させてくれた
「あ、ヒョン！今日泊まるからよろしくです〜！」
「いきなりすぎるわ！」
『ﾆｬｯ！？』
私を抱きかかえたまま驚きの一言を放つ
ウサギが来た時嫌な予感がしてたんだけど見事に的中したな…
しかも私まで反応してしまったわ
「ご飯なにもないんだってば〜」
「僕の家もないですよﾆｺｯ」
「そんなニコニコされても困る！」
「……僕なりの愛嬌したつもりだったんですけど…ならいいですｼｮﾎﾞﾝ」
「わかったわかった！だからそんなにしょげないでよ〜！！」
「夜は鍋がいいです！ｷﾗｷﾗ」
「都合のいいやつめ」
「♪♪〜♩♪」
「しょうがない…ジョングギのために材料買ってくるわ！」
「やったぁ！ヒョン好きです！」
………あ、コント終わりましたか
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さのまる(プロフ) - 三笠さん» 指摘ありがとうございます (2015年11月15日 14時) (
レス) id: 6ab9931688 (このIDを非表示/違反報告)
三笠(プロフ) - オリフラ外しましょう (2015年11月15日 9時) (携帯から) (レス) id: 5b714816f3 (このIDを非表示/違反報告)
さのまる(プロフ) - ゆかこさん» キャットウーマン初めて知りました！笑ありがとうございます。がんばります！！ (2015年11月14日 18時) (レス) id: 6ab9931688 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかこ - 不思議なお話でわくわくします。読み始めたときはキャットウーマンを思い出しました。更新楽しみにしています！ (2015年11月14日 13時) (レス) id: 70a3de10cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さのまる | 作成日時：2015年11月6日 22時
